彼はキム・ジョングォン ハンナラ党議員公判の時に後援支援金を渡したハンナラ党議員2人の実名を確認することもした。米国,ニューヨークで韓国食堂を経営し、パク前会長の指示で政治家たちにお金を届けたというK氏はソ・カッボン議員の公判で、お金を与えた人が10人余りになると打ち明けた。
これらの証言を総合してみれば、パク前会長から黒い金を受け取っても起訴を免じられた政治家が少なくないという話になる。そのうちにはハンナラ党議員が最小2人以上含まれている。検察が先月終結処理した‘パク・ヨンチャ ゲート’捜査結果に重大な疑問を提起する内容に他ならない。検察はこの事件と関連して、現役議員5人を含み計7人の政治家を起訴することで捜査を終結した。
ノ・ムヒョン前大統領の不幸な死を招いた検察のパク・ヨンチャ ゲート捜査は、当初から特定人物を狙った報復性標的捜査という疑惑を買った。公判過程で相次いで出てくる主要関連者の証言はこういう疑惑が的外れではないことを示している。裁判過程で出た証言は萎縮した心理状態と圧迫感の中でなされる検察での陳述より信頼性が高い。
検察は新しい証言が相次いでいることに困惑しているだろう。しかし検察は追加捜査を通じ遅滞なく疑惑を解消しなければならない。それでこそ地に落ちた信頼を回復することができる。まずこういう証言が捜査過程から出ていた内容なのか、さもなくば新しいものなのかを明らかにしなければならない。出てきていたのに無視したとすればその理由を明確にしなければならない。この間検察はパク前会長らがそのような陳述をしても、証拠が出てこない場合には起訴できなかったし、立証された政治家は皆起訴したとしてごまかしていただけだ。理解し難い。盧前大統領を捜査して、夫人,息子,娘,婿,友人の隅々まで調べた検察の姿とは全く違う状況だ。だからこそパク・ヨンチャ ゲートが‘政治検察’による‘政治捜査’だったとの言葉がより一層力を得るのではないか。
原文: 訳J.S