登録 : 2016.02.03 00:31 修正 : 2016.02.03 08:24

仁川空港~龍遊島6キロメートル区間 

2日午前、仁川市中区雲西洞の仁川国際空港でリニアモーターカーが試験運行されている。 リニアモーターカーは日本に次ぎ世界で2番目に開通した =仁川国際空港//ハンギョレ新聞社

運行中の騒音・振動はほとんどなく 
維持運営費は軽電鉄より安い 
期待の中で経済性確保がカギ

 「シュウン~」。ソフトな音が鳴り響いた。 100%韓国の独自技術で開発した仁川空港リニアモーターカー「エコビー」(ECOBEE、親環境+蜂)が滑るように仁川空港駅を出発した。 仁川空港駅を出発したリニアモーターカーは15分で終着駅の龍遊(ヨンユ)駅を経て車両基地に到着した。

 国土交通部と韓国機械研究院は3日の正式開通を控え、1日午前、リニアモーターカー試乗イベントを行った。 運行速度が時速80キロメートル程度のこのリニアモーターカーは、騒音と振動がほとんどなく乗り心地がとても良かった。 時々聞こえる「シュィイク~シュィイク」という音は列車に当たる風の音だという。 若干の振動はあったが、路面が完全にきれいでないためだとの説明だった。 しかし、今までに乗ったどの列車より騒音と振動は少なかった。

 低コストも長所だ。 今回開通する仁川空港線の場合、1キロメートルあたりの建設費が427億ウォン(約43億円)程度かかったが、他の軽電鉄の建設費(400~500億ウォン)と同等で、重電車(一般電車)の建設費(1000~1500億ウォン)の3分の1水準だ。 ただし電力の供給費用は一般の軽電鉄より30%多いが、維持運営費が一般軽電鉄の60~70%水準に軽減される。

 韓国では1989年から2003年までリニアモーターカーの試作品を開発し、2007年から仁川空港路線をテスト事業として推進してきた。 しかし強風による車体の揺れや降雨にともなう漏電の危険といった安全問題に対する憂慮が提起されたため、2013年から今回まで何と5回も開通を延期した。機械研究院都市型リニアモーターカー実用化事業団のシン・ビョンチョン団長は「他で起きた事故のために最大限慎重に開通させるべきという意見が多く、これまで点検を繰り返してきた」と説明した。

 国土部と機械研究院は今回の開通がリニアモーターカー産業化の転換点になると期待している。 これまでマレーシア、インドネシア、ロシア、アメリカが韓国のリニアモーターカー導入に関心を見せたが、まだ商用化できずにいたため成功しなかった。 日本はすでに2005年に商用化に成功した。 今回の開通時期を4月から2月に前倒ししたのも、中国が旧正月(2月8日)連休頃に長沙に中低速型リニアモーターカーを商用化すると発表したためだ。

 しかしリニアモーターカーの活性化のためには未だ越えなければならない山が少なくない。 何よりも最近都市交通手段として導入議論が活発なトラムとの競争だ。トラムは1キロメートルあたりの建設費が200~300億ウォン(約20~30億円)で済み、電車の中で最も低価格であり、しかも路面を走るために利用が極めて便利だ。 リニアモーターカーはトラムより建設費が多くかかり装置の特性上から高架を設置しなければならない。

 さらに仁川空港線は6個の駅のうち仁川空港と長期(チャンギ)駐車場、龍遊を除く3駅周辺はほとんど開発されていない。 当初仁川空港がテスト事業地域に選ばれたのは、外国人訪問客が多く大規模開発が期待されたためだった。 しかし、景気の低迷で開発計画の大部分が取り消された。 事業団のある関係者は「当時、仁川と競争した大田(テジョン)、光州(クァンジュ)、大邱(テグ)に誘致されたならば商用化・活性化がはるかに早まっただろうに残念だ」と話した。

世宗/キム・キュウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-02-02 19:59
http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/729043.html 訳J.S(1688字)

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