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FIFAが韓国サッカー協会名誉会長を資格停止に…会長選立候補阻止が狙いか

登録:2015-10-07 00:37 修正:2015-10-07 06:08
ワールドカップ関連で19年間の資格停止を推進
チョン・モンジュン大韓サッカー協会名誉会長//ハンギョレ新聞社

 チョン・モンジュン大韓サッカー協会名誉会長が6日、国際サッカー連盟(FIFA)倫理委員会が自身に19年間の資格停止制裁を推進しているという事実を公開して、倫理委聴聞会には参加しないと明らかにした。 仮に倫理委が資格停止を決めれば、チョン会長は26日が期限である次期FIFA会長選挙に候補登録することはできない。チョン会長は腐敗集団というイメージがあるFIFAが逆に自身の出馬を止めようとしていると批判した。

 チョン会長はこの日、ソウル・新門路(シンムンロ)のサッカー会館で行った記者会見で「FIFA倫理委が2010年に行われた韓国の2022年ワールドカップ誘致活動で国際サッカー基金の提案を盛り込んだ書簡を各国サッカー関係者に送ったことについて調査した結果、(資格停止)15年を求刑すると知らせてきた。 これに対して『倫理委は独立的でない』と言ったところ、名誉毀損と秘密維持違反という理由でさらに4年を追加した。合わせて19年間、すべてのサッカー関連行為を禁止する内容」を公開した。 チョン会長は「FIFA倫理委が聴聞会を行うと言うが、いかなる期待もしていない。このすべての手続きが詐欺」として、聴聞会への出席を拒否した。 チョン会長は「2010年に韓国誘致委員会がサッカー発展のために提案した7億7700万ドル規模の国際サッカー基金を説明する手紙を同僚執行委員に送ったことは自然で愛国的な行為だ。数年前に終結した事案なのに、FIFA腐敗の直接的な当事者であるゼップ・ブラッター会長に対しては免罪符を与える代わりに、倫理委が自分を調査している」と非難した。

 チョン会長は「候補登録できないようにする方法はいくつもあるだろう。登録のためには5カ国の支持を得なければならないし、FIFA倫理委の制裁の動きとも戦わなければならない状況」と吐露した。続けて「過去17年間、FIFA副会長として仕事をして、FIFA内部の腐敗に対して声を上げるなど積極的に臨んできたことに対して自負心を持っている」として、国際社会の支持を訴えた。

キム・チャングム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/711658.html 韓国語原文入力:2015-10-06 18:39
訳J.S(1080字)