原文入力:2009-06-22午後07:48:27
ソウル・光化門広場 許容基準 強化 条例用意
行事種類・性格により制限…許可変更時は通知だけ
ソウル市が閉鎖的運営のために批判を受けてきた市庁前ソウル広場と新しく開場する光化門広場の使用をより一層制限する条例案を出した。既存のソウル広場条例が広場で市民らの自由な活動を制限しているとし、条例改正請願運動を行っている参加連帯など市民団体は強く反発した。
ソウル市は22日“来る8月1日開場する‘光化門広場の使用および管理に関する条例’を先月28日確定し公布した」と明らかにした。市はこの条例で光化門広場の使用と関連した条例を既存ソウル広場使用条例よりさらに強化した。ソウル広場条例は‘広場の造成目的に背く場合は別の法令等により使用を制限することができる’とされているが、今回の光化門広場条例はここに‘公共の秩序を確保するために必要な場合、条件を付与することができる’という条項を追加した。
市はまたこの条例に‘市長が使用許可や使用制限に関する細部基準を規則に定めることができる’という条項も作り、光化門広場で開くことができる行事の種類や性格をソウル市が制限することができるようにした。広場使用が許可された後にも‘国家やソウル市が公益のために広場使用が必要だったり、市民の安全確保と秩序維持のために必要ならば広場使用許可を変更・取消できる’規定も入れた。
イ・ヨンシム ソウル市1軸整備チーム長は「光化門広場周辺には大統領府,政府中央庁舎,米国大使館,景福宮など重要機関と施設があり厳格な管理が必要だ」として「このためにソウル広場より強化された内容の条例を制定することとなった」と話した。
市庁前ソウル広場に対する使用基準も強化した。市は最近確定した‘ソウル広場使用および管理に関する条例’改正案で広場使用が許可された後、許可事項を変更する時‘使用人と事前に協議するように’されていた規定を今後は‘使用者にあらかじめ通知’さえすれば良いようにした。
これに対してアン・ジンゴル参加連帯社会経済局長は「ノ・ムヒョン前大統領の葬儀期間に広場を市民に開放しろとの要求が降り注ぐ中でもソウル市はむしろ広場使用を制限する条例を作った」として「広場が市民のものでなく権力のものだと勘違いしているようだ」と批判した。
一方、参加連帯など市民団体と野4党は去る10日、ソウル市にソウル広場に対する‘条例改廃請求書’を提出した。この請求書には‘余暇’と‘文化’に限定された広場使用目的に‘憲法が保障する集会’を追加し、現行許可制を申告制に変えるようにした。今年12月までソウル地域有権者の1%にあたる8万968人の署名を集めれば条例改正案発議が可能だ。
キム・ギョンウク記者dash@hani.co.kr
原文: 訳:J.S