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裁判所 “人民革命党再建委 被害者に635億賠償せよ”

原文入力:2009-06-19午後11:02:37
“国家不法行為により受けた損害”

ソン・ギョンファ記者,キム・テヒョン記者

←人民革命党再建委事件で無期懲役を宣告されたカン・チャンドク(右から2番目)氏など被害者が19日午前、ソウル,瑞草洞,ソウル中央地裁で民事損害賠償訴訟に対する宣告が下された後、話を交わしている。 キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

ソウル中央地裁民事合議17部(裁判長 ファン・ユング)は19日、人民革命党再建委事件で無期懲役を宣告され獄中生活をしたチョン・チャンイル(88)氏など被害者と遺族など67人が出した損害賠償請求訴訟で、国家はこれらに635億ウォンを支給せよと判決した。支給額には国家の不法行為に対する損害賠償金235億ウォンに、1975年の刑確定翌日からこの日までの遅延損害金が含まれた。

裁判所は「人民革命党再建委事件の控訴事実に対する証拠が大部分証拠能力がないにも関わらず非常普通軍法会議,非常高等軍法会議および大法院は有罪と認定し無期懲役など重刑を執行した」として「国家は不法行為によってこれらが受けた損害に慰謝料を賠償する義務がある」と明らかにした。裁判所は「消滅時効(10年)が完成された」という国家の主張に対し「政権維持のために国民に無実の汚名を着せ反人権的,組織的不法行為を行った国家が消滅時効完成を主張することは受け入れられない」と明らかにした。

当時、無期懲役を宣告されたカン・チャンドク(81)氏は判決宣告の後「国家が私たちにあまりに苛酷にしたと考え、先に亡くなった同志とその家族たちを思うと所感をみな話そうとすればキリがない」と話した。

ソウル中央地裁は2007年1月、人民革命党再建委事件で1975年死刑になったト・イェジョン氏など8人の再審で無罪を宣告し、翌年には無期懲役を宣告されたチョン氏などにやはり無罪を宣告した。裁判所はこの事件で死刑になった人々の遺族たちに国家が637億ウォン余りを賠償せよと判決した経緯がある。

ソン・ギョンファ記者freehwa@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/361414.html 訳J.S