原文入力:2009-06-04午前01:49:18
チョン・ユギョン記者
←警察がバスを動員しソウル市庁前のソウル広場を外側から完全に取り囲んだために歩道の歩行が不可能になり3日午後、市民が広場周辺車道を歩いている。警察バスの壁面には ‘国民の声,いつも傾聴します’ と書かれている。キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr
機動隊バスに囲まれ市民の接近が遮断されたソウル広場が13日ぶりに市民の手に戻ってきた。ソウル地方警察庁は4日、本日午前6時頃ソウル市庁前広場を囲んでいる ‘車壁’ を撤去する予定だと明らかにした。ソウル地方警察庁関係者は「これ以上、広場を塞ぐ理由がないと判断した」と話した。広場封鎖を巡り非難世論が激しいことが理由と解説される。
盧武鉉前大統領が逝去した先月23日から警察バスの‘車壁’に囲まれ閉ざされたソウル広場は盧前大統領の路祭(29日)当日に一度開かれただけで翌日には再び封鎖された。これに対し進歩的市民団体などはソウル市が施設保護要請をしていないのに警察が任意に広場を封じ込めていると批判してきた。
参加連帯は3日ソウル広場周辺で活動家と会員10人余りが広場開放を要求する1人示威を行った。参加連帯はこの日出した声明で「ソウル広場の閉鎖と広場を囲んだ車壁はイ・ミョンバク政府と国民間の疎通の断絶を克明に見せている」として「警察ははなから他の声を容認しないという不通の壁を片づけ、広場と民主主義を開かなければならない」と主張した。先立って参加連帯は去る2日ソウル地方警察庁に「ソウル広場を封じ込める法律的根拠を明らかにすること」を公開質問したりもした。ソウル大,中央大教授らも時局宣言文を通じ車壁の問題点を指摘し、アン・ギョンファン国家人権委院長もやはり広場封鎖は憲法に外れるとし警察を批判した。
盧武鉉前大統領逝去10日目,ソウル広場封鎖10日目
ソウル市と市民たちの不満も大きかった。ソウル広場で開く予定だったソウル市の ‘故宮を愛する歩き大会’,‘都農共生農水畜産物祭り市場’等の行事が続々と取り消しされた。ソウル市関係者は「熱心に準備してきた行事が取り消しになり、抗議が相次いでいる」と話した。会社員イ・某(31)氏は「ソウル広場を取り囲んだ車壁はもちろん、地下鉄市庁駅から広場に出て行く出口まで警察が塞いでいてあきれてしまう」として「市民が行けない広場なら、いっそなくしてしまえ」と不満を爆発させもした。去る2日車壁の前で写真を撮った女子高生K嬢も「不法集会と追慕行事が何の関係があるのか、何の根拠で広場を塞ぐのか分からない」と話した。 チョン・ユギョン記者edge@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/358585.html 訳J.S