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ガス欠の無料緊急給油を469回悪用した男が御用

登録:2014-08-19 15:18 修正:2014-08-19 16:10

自動車保険サービスを悪用して2年間走行
900万ウォンほど騙した生花配達業者を立件

ゴマ油を搾り出すように数百回かけ自動車保険会社の緊急給油サービスを悪用した男が捕まった。一度に3リッターずつサービスを受けたガソリンで生花の配達をしていた。

ソウル江北(カンブク)警察署は2012年5月から今年3月まで、走行中にガソリンが切れたと469回も嘘の申告をして約900万ウォン(約90万円)相当のガソリンを奪った容疑(詐欺)で生花の配達業者イム氏(39)を在宅起訴で立件したと18日明らかにした。

 イム氏はT保険社の「ワンデイ」という保険商品の盲点をついた。自動車1台当たり5000~6000ウォン(約500円~600円)の保険料を払えば最長一週間まで保険が適用されるのだが、そこへ450万ウォン(約45万円)をさらに支払えば緊急出動サービスで燃料切れの際に緊急給油を3回受け取れるというサービスだった。

 イム氏はバンのスターレックスと乗用車のエクスとソナタを使って一週間単位でこの保険に加入し、常習的に緊急出動サービスを要請した。警察は「イム氏がまるで走行中に燃料切れで車が止まったように騙して給油を受けた」と説明した。出動した保険会社の社員たちは実際に燃料切れになっているか確認しなかったという。

 イム氏の手法は次第に大胆になっていく。同じ車で一日3回も緊急給油を受け、ガソリンスタンドの目の前で緊急給油を要請することもあれば、「サービスセンターを訪ねるからガソリンを出してくれ」と言ったという。イム氏は頻繁に緊急給油が起きるのがおかしいと思った保険会社の申告で捜査を受けることになった。

イ・ジェウク記者 uk@hani.co.kr

韓国語原文入力:2014.08.18 17:56

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/651660.html