チャン・ソクヒョン仁川 南洞区庁長が区庁内で勤務していた女性課長全員を管内の洞住民センター洞長として発令し、性差別論議が起きている。
7日、南洞区によれば、チャン区庁長は去る4日に初の人事を断行して、区庁内で課長として在職している女性事務官7人全員を一線の洞長に発令した。 また、5級昇進者2人の内で女性は洞長に、男性は区庁内に発令し、チャン区庁長が新たに発令した洞長ポスト8席が全て女性で満たされ、区庁内の課長は全て男性が占めることになった。
特定性別の5級事務官公務員全員を洞長として発令したことは異例だ。 南洞区ではこれまで洞長の場合には、6級から5級に昇進した公務員たちが任命されてきた。 しかし、今回洞長として発令された女性課長7人は、事務官に昇進してから7年から3年以上経過した‘古参事務官’であり、区庁内で企業支援課長、社会福祉課長など主要職務を受け持ってきた。 また洞長として発令を受けた事務官たちは、勤務評価で上位を記録するなど良い評価を受けてきたと伝えられた。
匿名を要請したある洞長は「昇進したり本人が希望する場合、または、問責性人事で洞長発令をしてきたが、女性課長全員と女性昇進者だけを洞長に発令するとは、性差別をしているようで当惑しあきれる」と話した。
区庁関係者は「女性は繊細で住民たちに一線で接する洞長に向いているという区庁長の判断に従った」と明らかにした。 チャン区庁長はセヌリ党所属で、6・4地方選挙で正義党所属のペ・ジンギョ前区庁長を破って当選した。
キム・ヨンファン記者 ywkim@hani.co.kr