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現金自動入出金機 ハッキング 非常事態

登録:2014-04-08 23:56 修正:2014-04-09 07:08
Windows XPの上位バージョンは8万7000台中6000台のみ
マイクロソフト(MS)のWindows XP基本ソフト(OS)に対するテクニカルサポートが9日に終了予定の中で、8日午後ソウル市内のある銀行関係者らが現金自動入出金機(ATM)システムをアップデートしている。 ニューシス

国内銀行圏の現金自動入出金機(ATM)の大部分が、8日でセキュリティーサービスが終了したWindows XP OSを使っていることが明らかになった。 銀行は別途のセキュリティー対策を強化しており、ハッキングは容易ではないとし大きな心配はないという雰囲気だ。

 8日、金融圏関係者たちの話を総合すれば、銀行など金融会社が保有する自動入出金機8万7000台余の中でWindows XPの上位バージョンを設置した機器は6000台余に過ぎないと推定される。 ほとんどがOSアップデートがなされていないわけだ。 マイクロソフト社のWindows XPに対するMSのセキュリティーサービスが終了したのは発売以来14年ぶりだ。

 昨年海外で自動入出金機に保存装置であるUSBを挿して悪性コードに感染させた後、現金を引き出したハッキング事例が発生し、自動入出金機のセキュリティー問題がイシューとして浮上したことがある。 先月、関連試演映像を公開したグローバル セキュリティー業者シマンテックの関係者は「ATM機器に対するハッキングが昨年メキシコで初めて発生した後、英文版の変種事例が出てくるなど拡大している。 カード情報を取り出すなど既存事例を越えて、ハッカーの新しい接近が増加している点に注目する必要がある」と話した。

 しかし、我が国の自動入出金機の場合、USBポートが外部に露出しておらず、防犯カメラ(CCTV)監視などで機器の内側にあるコンピュータに対する接近が制限されているため、該当試演と同じ方法のハッキングは難しいというのが銀行側の説明だ。 銀行は自動入出金機の内外部網を分離して、閉鎖網で運営する方案も準備中だ。

 KB国民銀行関係者は「職員用PCはWindows 7に交替を完了しており、内外部網分離作業も昨年終えた。 ATM機への接近を防ぐ専用セキュリティーソリューションも設置した」と話した。NH農協関係者は 「内部網と外部網の分離作業を現在進行中であり、金融当局の指導により2017年までにATM機の交替作業を完了する計画」と話した。 金融監督院は2017年までに全ての自動入出金機を上位バージョンに交替させる計画だ。

ソン・ギョンファ、ファン・ボヨン記者 freehwa@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/631819.html 韓国語原文入力:2014/04/08 20:56
訳J.S(1214字)

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