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塩田・養殖場で家出・失踪者100人余 発見

登録:2014-03-04 00:27 修正:2014-03-04 04:22
警察庁、事業主1人拘束・18人立件

 警察庁は先月、全南(チョンナム)新安で明らかになった‘塩田奴隷’事件以後、塩田と海苔養殖場、畜舎、収容施設などに対する一斉捜索を行い、失踪・家出人100人余を発見したと3日明らかにした。 失踪・家出人らを相手に監禁・暴行・賃金未払いなどの不法行為を犯した事業主1人が拘束され、18人は不拘束立件された。 警察の内偵を受けた事業主は18人だ。

 今回の捜索では慶北(キョンブク)慶州(キョンジュ)で知的障害者チュ・某(64)氏が2001年から最近まで豚の畜舎で仕事をして6000万ウォン余と推定される賃金の支払いを受けられなかった事実が確認された。 このように賃金をまともに受け取れなかった100人余については雇用労働庁などに通知された。 未払い賃金は総額12億2000万ウォン余に達する。 失踪者や賃金を受け取れなかった従業員のうち、知的・聴覚障害者などは49人に達した。 警察関係者は「正当な賃金を受け取れなかった単純賃金未払いが多かったが、被害者の中には判断力が低い障害者が多かった」と話した。

 塩田だけで失踪者3人、無縁故者4人が発見された。 塩田で仕事をしても賃金を受け取れなかった従業員は92人で、この内 精神遅滞などの障害者は24人だった。 知的障害者キム・某(43)氏は1999年ソウル駅から全南のある塩田に行き、賃金7000万ウォンを受け取れずに仕事をして今回の捜索で発見された。 警察は遺伝子検査を行い、キム氏の家族を探している。

 警察庁は雇用労働部の障害者雇用業者情報などを共有して人権脆弱場所に対する管理を強化し失踪者の定期一斉捜索を大幅に強化することにした。

キム・ギョンウク記者 dash@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/626686.html 韓国語原文入力:2014/03/03 22:42
訳J.S(865字)

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