政府が‘慶州リゾート体育館 崩壊惨事’を契機に、大学の学生自治会が単独で実施する新入生歓迎会を廃止する方案を検討していると明らかにした。 大学生は 「学生自治を抑圧する発想」として反発している。
イ・ジェユル中央災害安全対策本部総括調整官(安全行政部安全管理本部長)は19日、ブリーフィングで「韓国大学教育協議会と協議して、学校と関係なく学生自治会が単独で行うオリエンテーションなどを廃止する方案を検討中」と話した。 各大学の学生自治会が主導する新入生歓迎会を禁止し、学校が主管する行事だけを行うようにするということだ。
これに対して崩壊事故の原因を学生自治のためであるかのように糊塗する本末転倒の発想という批判が出ている。 聖公会(ソンゴンフェ)大総学生会長クァク・ホジュン(22)氏は 「問題の核心は該当会場の安全性有無なのに、管理と監督を怠ったという指摘を受けている政府があろうことか学生自治会の外部活動を妨害することは不当だ。 この際、学生自治会を攻撃しようとする意図ではないのか憂慮される」と話した。 高麗(コリョ)大総学生会政策局長シン・ホンギュ(24)氏も「新入生歓迎会は学生自治の出発点なのに、政府が強制的に廃止するということは危険な発想」と反論した。 中央(チュンアン)大人文大学生会の新入生歓迎会担当者であるキム・チャンイン(24)氏は「事故防止対策が重要であって、学生たちの自治領域を減らしたり抑圧しようとするのはウジを恐れて味噌を作れないようなものだと考える」と皮肉った。
安全な行事のために学生自治会に対する支援を増やさなければならないという声も出ている。 ソウル大単科大学生会長連席会議の政策局長チョン・ジュフェ(22)氏は「むしろ学生たちがより安全な施設で行えるよう財政支援を十分にして、安全問題を担当する教職員を別途指定するなどの努力を傾けなければならない」と話した。
学生会の新入生歓迎会廃止方案は、中央災害安全対策本部に参加している教育部が提案したものであることが確認された。 教育部関係者は「学生自治活動を全く出来なくするというのではなく、新入生歓迎会など大規模行事は学校と学生会が一緒に推進する方案を韓国大学教育協議会と議論するということ」と説明した。
ソン・ホギュン、パク・キヨン記者 uknow@hani.co.kr