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「米価引き上げ 8年待った」 …農民1万2千人余 ソウル集結

登録:2013-11-22 22:48 修正:2014-09-05 20:04
全国農民大会‘上京衝突’
コメ80㎏当たり23万ウォン(21,900円、kg当たり274円)保障 要求
天安サービスエリア前 10分占拠も
農民たちが22日午後、ソウル市庁前広場で開かれた全国農民大会で白菜をかぶり‘コメ目標価格 現実化’と‘主農産物国家買い入れ制の実施’を要求している。 パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

"コメは農民の自尊心だが、コメ農作業が農民をばく大な借金に喘がせている。"

米価引き上げを要求し、コメ市場の全面開放に反対する全国農民大会が22日午後、ソウル市庁前広場で開かれた。 大会には全国から1万2000人余り(主催側推算・警察推算3500人)の農民が参加し△コメ80㎏当たり23万ウォン保障△コメ市場全面開放及び韓-中自由貿易協定(FTA)反対△主要農産物国家買い入れ制など10大要求事項に政府が耳を傾けることを要求した。 イ・グァンソク全国農民会総連盟議長は「税金と物価がみな騰がっているのに、農産物価格だけが暴落している。 ニンニク・玉ネギ・ダイコン・ハクサイの価格が急落しており開いた口が塞がらない。 8年間米価引き上げを待ち望んできたが、現在80㎏当たり17万ウォンの米価を僅か4000ウォンだけの引き上げで黙って生きろというのが現政府のふるまいだ」として政府を糾弾した。 本大会に先立ち午後2時からソウル駅広場では忠南(チュンナム)唐津(タンジン)、京畿(キョンギ)平沢(ピョンテク)、慶北(キョンブク)尚州(サンジュ)などから来た農民1万人余り(主催側推算・警察推算1300人)が事前大会を開いた。 事前集会に参加した農民たちは、南大門(ナムデムン)・乙支路(ウルチロ)を経てソウル市庁へ行進した。

 この日、全国親環境農業人連合会などはソウル市教育庁前で集会を開き、市教育庁が学校給食での親環境食材比率を50%に下げることにしたことを批判して、給食調達の公共性を確保しろと要求した。 親環境農民たちは決議文で「公平性を合わせるべき市教育庁が、ソウル市親環境流通センターとの契約を減らし、民間給食業者との取引を増やすことにしたが、このようになれば給食業者と学校間の癒着不正が再発し、親環境農業が持続できなくなる可能性が高い」と批判した。

 一方、全国農民大会に参加するためにソウルに向かった農民3000人余りは、京釜(キョンブ)高速道路上り線の天安サービスエリアで出征式を開き、一部の農民たちは天安サービスエリア前の高速道路を約10分程度占拠した。 警察は農民たちをサービスエリア内に押込み、この過程で全南(チョンナム)地域の農民2人、全北(チョンブク)地域の農民1人などが連行されもした。 出征式を行った農民たちは、サービスエリア進入路で唐辛子を焼き、以後ソウル市庁前広場に移動している間には一部農民が白菜を道路にばら撒きもした。

キム・ヒョジン、キム・ミヒャン、パク・スジ、ソ・ヨンジ記者 july@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/612390.html 韓国語原文入力:2013/11/22 22:25
訳J.S(1382字)

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