原文入力:2009-04-21午後09:08:04
悪臭深刻 ‘汚れた支流’
オ・ユンジュ記者,キム・ミョンジン記者
←‘生命の川研究団’ と 漢江運河白紙化ソウル行動の所属会員たちが21日午前、中浪川と漢江が出会う東湖大橋周辺で汚染程度を測定しようと川の水と川底の土砂を採取している。 キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr
‘4大河川再生’ 漢江区間 175km 航路探査
「砂をこれ以上掘ることもありません。ここは水も堆積土も皆きれいです。」
20日午後、生命の川研究団長パク・チャングン(47)クヮンドン大教授は南・北漢江が出会うトゥムルモリ(95km地点)付近でこう話した。実際にこの近所で何回も採取した川底の土(河床土)は全て金色の砂だった。パク教授は「川の水の溶存酸素量,臭い,色が全て良好」と話した。31年間ここで船を運行しているパク・グァンソン(63)船長も「ここの漢江が死んだと言うのは話にもならない」と後押しした。ここより上流の忠州,牧杏橋(漢江河口から202km上流地点),蟾江(ソムガン)合流地点(162km地点),楊坪大橋付近(119km地点),下流の蚕室大橋付近(68km地点)等も皆きれいな水質と堆積土を誇った。
21日訪れた漢江,ソウル区間も水質が良いことが分かった。蚕室大橋下で掘った砂はトゥムルモリ近辺のように黄土色だった。20~21日4大河川再生事業の漢江区間175kmを調査したパク教授は「漢江の上・中・下流がすべて底まで生きている」として「政府が整備事業を推進するという4大河川の中で漢江が最もきれいだと見られる」と話した。
二日間、市民環境研究所,環境運動連合などで構成された生命の川研究団の教授,研究員など30人余りは忠州,牧杏橋からソウル傍花大橋江西湿地まで陸路と航路を利用して漢江の水質と川底堆積土の汚染度,水深,流速などを調査した。この結果、4大河川事業区間の上流の忠州,牧杏橋から下流の金浦大橋まで漢江本流の溶存酸素量は6~9ppmで一定して現れた。市民環境研究所のキム・ジョンス博士は「化学的・生物学的酸素量,窒素,燐などの含有量を総合的に見なければならないが、河口堰という致命的弱点を持った他の三つの河を圧倒するほど良い水質」と明らかにした。
しかし洛東江,錦江,栄山江など他の三つの河と同様に漢江でも支流の汚染は深刻だった。江原,原州で蟾江(ソムガン)と接する地点では豚糞尿と見える畜産堆積物が色々な所から採取された。イ・ハンジン驪州環境運動連合執行委員長は「ヤンドン畜産団地などから廃水が流れ込み蟾江が腐っていきつつある」と話した。
京畿・利川,江原・原州などの生活・工場廃水が流入する楊花川(135km地点),福河川(134km地点)もほとんど死んだ河川だった。安養川(78km地点)・中浪川(57km地点)等、ソウル地域の支流合流地点でも悪臭が出ていた。ヨム・ヒョンチョル ソウル環境運動連合事務局長は「支流の河床土は瞬間ショックを起こすほど臭気が激しい」として「4大河川再生事業は健全な川の本流ではなく、支流の汚染源を遮断することに集中しなければならない」と話した。シンゴク水中洑・忠州調整池ダムなど水がたまった所も堆積土が汚染されていた。ホン・ソンテ尚志大教授は「水の流れを妨げれば川は人間に復讐する」として「川を生かすには不必要なダムや堰をなくし自ら流れるようにしなければならない」と話した。オ・ユンジュ,キム・ギョンウク記者sting@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/350955.html 訳J.S