原文入力:2009-04-22午前08:36:32
政府, EUとFTA交渉 ‘危険統制国’ 暫定協議
ヨーロッパで3年間 ‘狂牛病 600件’
キム・ギテ記者
わが国政府が韓-欧州連合自由貿易協定(FTA)交渉で欧州産牛肉の輸入障壁を大幅に低くする条項に暫定合意したことが確認された。欧州では昨年だけで狂牛病が120件余り報告され、協定発効後には欧州産牛肉の輸入可否を巡って大きな論議が起きるものと予想される。
<ハンギョレ>が21日入手した韓-欧州連合FTA草案の動植物関連条項を見ると、両者は農畜産物輸入条件と関連して「国家が相手側国家に付加的な輸入要件を要求する場合、国際獣疫事務局(OIE)と国際植物保護条約(IPPC)の指針と基準に合うように(in accordance with)することができる」とされている。また「病気のない地域や病気の頻度が低い地域を判断する時、国際獣疫事務局と国際植物保護条約の基準に合うように定めなければならない」と明示している。こういう条項どおりならば、国際獣疫事務局が ‘狂牛病危険統制国’(狂牛病が発病したが食用牛肉流通危険を統制できる国家という意味)で分類している英国など欧州23ヶ国で生産した牛肉は国内輸入・流通ができるようになる。米国も昨年、自国を危険統制国に分類した国際獣疫事務局の判定を根拠に米国産牛肉輸入許容を要求し、わが国政府はこれを受け入れた経緯がある。
去る3年間に欧州地域では狂牛病発病事例が600件余りも報告され、欧州産牛肉の安全性を巡る論議は欧州内部でも広がっている状況だ。欧州連合の牛肉生産量は世界3位、輸出規模は世界10位圏だ。我が国は去る2000年を前後して欧州で狂牛病が発生し、1999年にデンマーク産牛肉4tを輸入したのを最後に欧州産牛肉の輸入を遮断している。しかし韓-欧州連合FTAが発効されれば協定当事国としての義務と世界貿易機構(WTO)規定により輸入を妨げる根拠が希薄になることになる。
実際に米国,欧州と共に国際獣疫事務局から危険統制国等級を受けたカナダは、米国産牛肉との公平性を要求し韓国を相手に今月初め世界貿易機構提訴手続きに入った経緯がある。これに対し政府は「カナダが世界貿易機構に提訴する場合私たちに不利だ。長期的にはカナダ産牛肉を輸入しなければならない」としてカナダ産牛肉の開放を大勢で受け入れている。
‘国民健康のための獣医師連帯’ のパク・サンピョ編集局長は「最近まで狂牛病発病事例が絶えないカナダ産牛肉輸入も差し迫った状況で、韓-欧州連合FTA協定文に国際獣疫事務局基準に従うと明示すれば、英国のような狂牛病大量発生国の牛肉輸入を防ぐ方法がない」と話した。
これに対して通商交渉本部は「交渉が進行中であり細部条項は確認することはできない」としつつも「世界貿易機構水準の権利と義務を確認する水準で合意した」と明らかにし、草案のとおり妥結がなされたことを仄めかした。
キム・ギテ記者kkt@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351060.html 訳J.S