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ロシア鉄道、KORAILに北・露 鉄道連結事業 参加提案

登録:2012-12-13 17:45 修正:2012-12-14 10:00
2007年5月17日京義線ムンサン駅を出発した南側の試験運行列車が都羅山(トラサン)入出国管理事務所職員の歓送を受けて南側の通門を通り非武装地帯に向かっている。 2007年南北首脳会談でムンサン~ポンドン間鉄道貨物輸送を開始し、開城(ケソン)-新義州(シンウィジュ)鉄道と開城-平壌高速道路を共同利用するため改善補修を協議・推進することに合意した以後、その年12月11日から南側のムンサン駅と北側の板門(パンムン)駅を結ぶ開城工業団地専用貨物列車が定期運行を始めた。 しかし2008年7月金剛山(クムガンサン)観光客被襲死亡事件で南北関係が急激に悪化し、2008年11月28日北側の一方的通知で運行が中断され現在に至っている。坡州(パジュ)/写真共同取材団

 ロシア鉄道公社がKORAIL(韓国鉄道公社)に北韓鉄道事業参加を公式提案した。 李明博政府執権後に足踏み状態となった韓半島鉄道連結および大陸鉄道進出の契機になるか注目される。

 KORAILは11日(現地時間)フランス、パリで開かれた第81回国際鉄道連盟(UIC)全体総会でロシア鉄道公社がKORAILに‘北韓、羅津(ナジン)~ロシア ハサン(Khasan)を連結するプロジェクトへの参加’を公式提案したと13日明らかにした。

 ウラジミール・イワノビッチ ヤクーニン ロシア鉄道公社社長はチョン・チャンヨンKORAIL社長との別途面談の席で 「北・露 鉄道連結と羅津港コンテナ埠頭拡充に投資するこのプロジェクトが東北アジア物流網の復興と南北間和解・協力の糸口になりうる。 KORAILが参加するならば南・北間鉄道協力事業に積極的な仲裁者の役割をすることができる」と話したとKORAILは明らかにした。

 チョン・チャンヨンKORAIL社長は 「韓国政府・企業関係者たちとの協議を経て、このプロジェクトに南・北・露 間協力がなされるよう検討する」と明らかにした。

 KORAILが参加することになれば総予算の50%を分担し、ロシアが改善・補修している羅津~ハサン区間維持・補修および羅津港コンテナ埠頭施設工事を務めることになると発表された。 羅津~ハサン鉄道改善・補修工事の進展率は現在90%水準だ。

 これに先立ってKORAILは2006年イ・チョル当時社長がロシア鉄道公社側とこのプロジェクトを共同で推進する韓半島鉄道株式会社(仮称)を設立することに合意した経緯がある。 当時、投資総額2000億ウォンをロシア60%、KORAIL40%の割合で分担して、ロシアが北韓鉄道改良事業、KORAILが羅津港改善・補修事業を受け持つことにしたが、政権が変わり中断された。

 羅津~ハサン鉄道改善補修事業が終えられ南北鉄道が連結されれば、大陸鉄道と連結した韓半島鉄道が完成される。 羅津港は韓半島とロシア鉄道を結ぶ複合運送拠点港として改善・補修がなされてこそ日本や中国、釜山港などから海上運送される貨物を下ろすことができる。

 KORAIL関係者は「公式提案は受けたが、政府と協議を経なければならない。 参加するなら2006年より投資規模が拡大すると予想される」と話した。

大田(テジョン)/ソン・インゴル記者 igsong@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/565255.html 韓国語原文入力:2012/12/13 16:35
訳J.S(1145字)

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