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朴槿恵‘不通の根源’…‘秘書4人衆’に非難の矢

‘朴候補 補佐陣 退陣論’水面上に浮上
政界入門後14年余り、影武者の役割
補佐を越えて政務・懸案‘影響’強大
朴候補‘セキュリティ トラウマ’が禍根
"宦官権力に進化" 批判 自ら招来

原文入力:2012/10/09 21:34(1628字)

 セヌリ党前非常対策委員が8日、朴槿恵大統領候補の秘書陣辞退を要求しながら、永らく‘ドアノブ権力’と呼ばれた彼らの存在が水面上に浮上した。 あるセヌリ党議員は「朴候補の恥部があらわれた」として当惑を隠さなかった。

 党内外で‘不通の根源’と名指しする彼らは朴候補が1998年大邱(テグ)達城(タルソン)補欠選挙に当選して政界に入門した後、14年余り一貫して彼女を補佐してきた4~5級補佐官、秘書官4人だ。 イ・ジェマン(46)補佐官は政策、イ・チュンサン(47)補佐官はソーシャルネットワークサービス(SNS)担当で、チョン・ホソン(43)秘書官とアン・ポングン(46)秘書官はそれぞれメッセージと実行を受け持っている。

 論難は彼らが通常の実務補佐を越えて、政務と人材招聘、日程など全分野にわたって過度な影響力を行使しているという指摘から始まった。 朴候補とともに心を一つにしてきた核心議員は揃って 「真の実力者は秘書室長でもスポークスマンでもない(補佐陣) 4人衆」と話す。

 補佐陣の影響力が端的にあらわれたのは先月行われた李明博大統領と朴候補の会合だった。 複数のキャンプ中心人物は「朴候補が李大統領と単独会合をした後に内容を当時チェ・ギョンファン秘書室長やイ・サンイル スポークスマンなどにも知らせずに補佐官側だけに知らせた。 秘書室長とスポークスマンは共に補佐官側が知らせたこと以上は分からず、言論の質問に非常に困惑していると言った」と話した。 朴候補競選キャンプで仕事をしたある参謀も 「恥ずかしい話だが補佐陣4人衆の影響力があまりに強い。 (ほとんどの)報告が彼らを経て候補に上がるため」と話した。 ある選対委所属議員は「ドアノブ権力が宦官権力に進化している」と比喩した。 彼らの影響力が大きいという事実が知らされながら議員らが彼らとの連結リングを作るために努め、その中で彼ら補佐陣の権限がより一層大きくなる状況が続いた。

 彼らが候補との疎通を根本的に遮っているという指摘はかなり以前から出ていた。 あるセヌリ党議員は「朴候補が各種報告を‘補佐陣を通じてしなさい’と指示し、当惑感と侮蔑感を感じた」と話した。 キム・ジョンイン幸福推進委員長も朴候補と直接通話できなずに彼らを通じてのみ通話できたことが分かった。 ある親朴初当選議員は「朴候補の致命的弱点は最初の入力を判断基準とするという点」とし「このような点で最も近くにいる補佐陣の問題は深刻だ」と話した。 党内では朴候補が去る2007年の大統領選挙競選の時よりはるかに補佐陣に頼っていると指摘する。

 朴候補の周辺では補佐陣4人衆問題の原因をセキュリティに極度に執着して人をたやすくは信じない朴候補の指向に求める。 あるセヌリ党議員は「朴候補は‘セキュリティ トラウマ’が過剰なほどだ。 そこには朴正熙前大統領の死後、その側近の背信を体験した経験が強烈で、政治家たちは全て私欲にかられた人々という認識が強い」と話した。

 党周辺では結局、責任も結果も朴候補の持分という話が出ている。 ある議員は「(補佐陣4人衆だけを庇護し)公の組織が無力化され、(招聘)人材が疲れて倒れるのも(補佐陣ではなく)朴候補が自ら招来したこと」と話した。 補佐陣は自分たちに向けられた退陣論に対して「秘書は元来言葉がない」と話した。 ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/554995.html 訳J.S