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4大河川事業の後続として3兆規模‘第2の清渓川(チョンゲチョン)’ 39ヶ所 推進

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/554424.html

原文入力:2012/10/05 08:16(1606字)

国土部、4大河川から水を引き
清美川(チョンミチョン)・新光川(シングァンチョン)などに供給計画
市民団体 "4大河川・清渓川(チョンゲチョン)の問題点を無視した
土建族発想" 批判

 国土海洋部と韓国水資源公社が4大河川事業の後続措置として3兆ウォンに近い予算を投じて‘清渓川事業’方式の乾川および都市河川整備作業を推進していることが4日明らかになった。

 民主統合党パク・スヒョン議員室が確保した韓国水資源公社の‘都市河川の健全な水循環および利用に関する調査報告書’によれば、政府は4大河川で確保した水量を都心部の乾川に供給し、親水区域を作る計画を準備している。 この報告書は4大河川の管理および維持・保守を担当している韓国水資源公社がある設計業者に委託した研究報告書で昨年末に調査を終えて報告された。

 委託研究報告書は都市河川の問題点として河川環境・乾川化・水質などを挙げ、4大河川の各水路で確保された水を取水堰・取水塔に引き上げパイプを通じて都市河川に流す方式で‘水循環’させる計画だ。 報告書ではそのために各水系での位置、都市河川利用客数,生態点数などを考慮して優先事業候補地を選定した。

 まず委託研究報告書で優先事業対象河川として全国39ヶ所を選定しているが、清美川・沼陽川・陽智川など漢江(ハンガン)水系5ヶ所、鎭岑川・無心川など錦江水系に7ヶ所、新光川・光州川など栄山江(ヨンサンガン)水系に7ヶ所が優先事業候補地に選ばれた。 また、4大河川工事を最も大規模に行った洛東江(ナクトンガン)流域には北部川・鶴障川など20ヶ所が優先事業候補地に選ばれた。

 問題はこれら39ヶの優先事業対象河川に投入される予算だけで2兆8878億ウォンに肉迫するということだ。 実際に工事に入れば研究報告書が推算した予算を軽く越えることが茶飯事である点を考慮すれば、事業費が天文学的な規模に増える可能性も排除し難い。 4大河川工事で作られた堰で侵食現象が続いていて、維持・保守費用だけでも毎年数千億ウォンが投入される可能性を加えれば、限りなく予算を食いつぶすかも知れないという憂慮も産んでいる。

 また、用水供給と取水パイプ交替など39ヶの都市河川を運営するに要する基本運営費だけでも390億ウォンに達することが明らかになった。 研究報告書は優先事業候補地以外に評価点数に応じて必要事業候補地79ヶ所、考慮事業候補地27ヶ所を選定している。

 これに対し批判世論が起きている。 すでに完工した4大河川事業に対しても‘再自然化’等の論難の火種が残っている渦中で、国土海洋部が先頭に立って‘第2,第3の清渓川’を39ヶ所も作ろうと計画するのは見境のない無理手という指摘だ。 パク・スヒョン議員は「公州堰などで継続的に現れている侵食状況を見ただけでも4大河川事業の虚構性が明らかだ」として「既に作られた4大河川を利用してまた別の大規模国策事業を起こそうとする‘土建族発想’は廃棄されなければならない」と話した。 環境運動連合のイ・チョルジェ政策委員は「清渓川に漢江の水を流すために使われている電気を生産するために作られた二酸化炭素を浄化するだけで48万本の木を植えなければならないのに、そのような河川を39ヶ所もさらに作るという発想は全く理解できない」として「李政権が終わる前に4大河川事業の後続事業を確定したいということだろうが、今の状況では反省が優先されなければならない」と話した。

ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr

原文: 訳J.S