原文入力:2012/09/27 20:28(1690字)
←クァク・ノヒョン ソウル市教育長が27日午前ソウル市教育庁に出勤しエレベーターに乗っている。 候補買収の疑いで起訴されたクァク教育長はこの日午後、最高裁の有罪確定判決で教育長職を喪失した。 パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr
クァク・ノヒョン ソウル教育長 資格喪失
イ・デヨン代行は改革とは距離が遠く
今年初め、無償給食を減らして反発買う
12月19日次期教育長選挙を予定
全教組など "無理な政策変更してはならない"
クァク・ノヒョン ソウル市教育長が27日、最高裁の確定判決で教育長職を喪失したことに伴い彼が2年余り推進してきた進歩的教育政策は‘ひとまず停止’状態に入るものと展望される。
まず、教育長権限代行を務めたイ・デヨン副教育長は、イ・ジュホ教育科学技術部長官の腹心と呼ばれる人物だ。 それだけに‘クァク・ノヒョン印の教育政策’とは距離が遠いという話だ。 イ権限代行は昨年クァク教育長が拘束起訴された後の10月29日、イム・スンビン前副教育長の後を受けて権限代行を務めるやいなや今年分の無償給食予算負担比率を50%から30%に減らす方案を推進し教育団体の反発を買った。 彼は去る1月にもソウル市議会が通過させた学生人権条例を再議しろと議会に要求するなど、権限代行を務める間クァク教育長の政策を無力化する先頭に立った。
イ権限代行の‘政策戻し’の試みはクァク教育長が去る1月19日1審で罰金刑を宣告されて解放されブレーキがかかった。 だが、今回は事情が違う。 クァク教育長が憲法裁判所に出した憲法訴訟が受けつけられても現職に復帰することは容易ではないというのが法曹界の大方の見解だ。 ただし大統領選挙とともに行われる教育長再選挙(12月19日)まで時間が80日余りしか残っていないため、政策基調を戻すことは難しいという展望が優勢だ。
それでも無償給食拡大、革新学校、学生人権条例、教権条例、文化・芸術・体育教育拡大のような‘クァク・ノヒョン印の教育’は当分ははずみをつけるのが難しいと見られる。 教育運動団体は特に来年分の市教育庁予算案がイ権限代行体制で組まれるという点を憂慮している。
全国教職員労働組合はこの日出した声明で「いかなる場合にも次の教育長が選出される時までは学生と父兄の教育権を侵害したり、学校教育の跛行を助長する無理な政策変更の試みがあってはならない」と明らかにした。 市教育庁のある関係者は「革新学校の場合、現在ある学校に1億4000万~1億5000万ウォンずつ支援しているが、これが減らされる恐れがある」と語った。
この日の最高裁判決に対する市民社会の反応は明確に分かれた。 全教組と正しい教育のための全国父母会など進歩教育団体は「判決と関係なくソウル市民と父母、教育主体の教育改革要求は変わることなく推進されなければならない」として教育改革の後退を警告した。 反面、自由教育連合など保守団体はこの日声明書を通じて「全教組のアバタ、クァク教育長の最終審判決を積極的に歓迎し、全面無償給食、学生人権条例、革新学校など去る2年余りにわたる教育荒廃化が正しい教育に改善されることを願う」と明らかにした。
今や関心は次期教育長に誰がなるかだ。 進歩陣営からはシン・ヨンボク聖公会(ソンゴンフェ)大教授とイ・スホ前全教組委員長、イ・ブヨン前ソウル市教育委員、チェ・ホンイ ソウル市議会教育委員長などが議論されている。 去る選挙の時に分裂のせいで敗北したという認識が強い保守陣営は既に単一化議論をしてきた。 キム・ジンソン公教育興し国民連合代表、イ・ウォニ前韓国教員団体総連合会会長などが嘱望されている。
チョン・チョンフィ、パク・スジン記者 symbio@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/553754.html 訳J.S