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政府、‘4大河川 堰設置後 水質悪化’調査結果 隠蔽したか?

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/551112.html

原文入力:2012/09/10 22:42(1130字)

カン・キジョン議員、環境部資料公開
BOD数値など以前より悪化

4大河川事業の核心である堰設置と川底砂の浚渫が水質を悪化させているという調査結果を入手していながら、政府がこれを公開せずに隠していたという疑いが10日提起された。

 カン・キジョン民主統合党議員が最近環境部を通じて提出させた国立環境科学院のシミュレーション資料を見れば、漢江(ハンガン)と洛東江(ナクトンガン)、錦江(クムガン)、栄山江(ヨンサンガン)に16ヶの堰を設置した以後、水質測定基準である生化学的酸素要求量(BOD)と総燐(TP)の数値が堰の設置以前より高まり水質が悪くなることが明らかになっていた。

 漢江、梨浦堰の場合、2006年のBODと総燐は1.6(㎎/L),0.068(㎎/L)だったが、2012年堰設置以後の予測値はそれぞれ1.7と0.087に上がった。 洛東江の陜川(ハプチョン)昌寧(チャンニョン)堰もやはりBODと総燐が3.0から3.7に、0.178から0.194に高まった。 漢江に設置された康川(カンチョン)堰と驪州(ヨジュ)堰、梨浦堰など3ヶの堰と洛東江の尚州(サンジュ)堰から昌寧(チャンニョン)咸安堰まで8ヶの地点に全て堰を設置すれば水質が悪化することが明らかになっていた。 これは堰の設置と浚渫で川の水量が豊富になれば水質改善効果があるという李明博政府の発表と真っ向から反している。

 政府はこの資料を2009年に作成しておきながら、4大河川マスタープラン発表当時には3兆8000億ウォンをかけて下水終末処理施設を作ればBODと総燐数値が低くなるというまた別の予測値だけを公開した。 ところでこの水質改善対策は4大河川事業以前である2006年に盧武鉉政府が立案した‘水環境管理基本計画’の一部であるとカン議員は指摘した。

 これに対して環境部側は「4大河川事業は堰設置、浚渫と水質改善対策を全て含んだもので、これを分離してみることは難しい」として「(環境部が)浚渫をして堰を設置しただけで水質が改善されると言ったわけではない」と話した。 環境部側はこの資料を公開しなかった理由について「2009年に公開要求があったが、その時は工事が進行中だったので公開しなかったし、最近までは特別な公開要求がなかった」と話した。

キム・ボヒョプ記者、キム・ジョンス先任記者 bhkim@hani.co.kr

原文: 訳J.S