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MB "緑藻は不可避現象" 発言にネチズン‘憤怒’

原文入力:2012/08/07 17:59(1642字)

←李明博大統領

 李明博大統領が7日午前、閣僚会議で4大河川で発生した緑藻現象について「長期間雨が降らず猛暑が続いた結果として発生する避けられない現象」と話すやネチズンが不満をさく烈させている。

 ツイッターID@o2**は 「流速が遅い河川で大量で増殖するのが緑藻だ。 大統領が緑藻現象は猛暑のためと言ったが、それなら赤道近隣のアマゾン川、ナイル川、ガンジス川はどんな様子であろうか」と話した。 ホン・ソンテ尚志(サンジ)大教授はツイッターで「大統領が暑さのために緑藻が不可避だと言ったが、それでは1994年の猛暑の時にもこのような緑藻だらけになったか。河川殺し事業を強行した時から専門家たちがこういう現象をあらかじめ予測していた」と明らかにした。 ツイッターID@koj**は 「猛暑で緑藻が発生し、夜を明かしてオリンピックを見るので電気が不足するという大統領の発言は国民をいらいらさせる」と話した。 別のネチズンは「4大河川緑藻非常事態に大統領は日照り、猛暑のせいばかりにしている。 4大河川事業広報の時は、日照り、気候変化に備えると言ったじゃないか」とツイッターに書いた。 ツイッターID@aes**は 「朴槿恵の‘5.16は避けられない最善の選択’と李明博の‘緑藻は猛暑の継続で避けられない現象’発言。 どうしてこんなに似ているのか..」と話した。

 問題の緑藻現象は洛東江(ナクトンガン)から栄山江(ヨンサンガン)、漢江(ハンガン)まで広がり、緑藻によって発生する物質は基準値の100~200倍を越えた。 特に洛東江(ナクトンガン)では毒性物質である藍藻類が蔓延し洛東江を飲料水源として活用する住民たちの不安が加重された。 一部環境団体は緑藻現象の重要な原因が政府の4大河川事業だと指摘した。 大邱(テグ)環境運動連合は「洛東江が緑藻で覆われ危険な川に変わったのは、川の水を堰きとめたため」とし「水質を浄化するのに大きな役割をした川辺の植物と水生植物なども4大河川事業で全て消えてしまった」と主張した。

←6日、大邱環境運動連合によれば去る3日の自主現場調査の結果、大邱達城郡(タルソングン)、洛東江江亭高霊(カンジョンゴリョン)堰下流の沙門津橋付近まで緑藻現象が現れたことが確認された。 写真は洛東江中上流地点である大邱達城郡の達城堰に緑藻が大量発生している姿だ。 (写真=大邱環境運動連合提供)

 しかし、政府は強く反論した。 パク・ジョンハ大統領府報道官は「緑藻と4大河川事業は関連がない」として「このような形の糊塗をされては困る」と明らかにした。 環境部のキム・サンベ洛東江流域環境庁長は7日午前、文化放送ラジオ<ソン・ソクヒの視線集中>で「今回の緑藻現象は水の流れよりは水温上昇と平年より少ない降水量がより大きな影響を及ぼした」として、4大河川事業による水の停滞が主な原因ではないと明らかにした。 これに対してソン・ソクヒ誠信(ソンシン)女子大教授が 「少ない降水量が緑藻の理由になるならば結局、希薄の強度が問題という話だが、すると堰を設置して水の停滞度が高まったことも同じことではないか」と尋ねると、キム庁長は「藍藻類の場合は水温が25度以上になれば急速に増える」として、見当違いの返事をした。

 一方、ムン・ジェイン民主統合党議員は7日ツイッターで 「4大河川の緑藻がひどすぎて巨大な緑色のカーペットで覆ったようだ」とし「(緑藻現象は)川の流れを堰きとめた傲慢が産んだ災難だ。 川を再び流れるようにすることだけが解決法だ」と明らかにした。

ユン・ヒョンジュン記者 hjyoon@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/546062.html 訳J.S