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光州市(クァンジュシ)‘マッコーリー道路’契約解約 手順

原文入力:2012/08/02 21:10(1166字)

税金を食いつぶす2循環道路 民間資本事業者
3ヶ月以内に資本比率原状回復しなければ
直接買い取り・3者引き受けなど推進へ

  ‘税金を食いつぶすカバ’と呼ばれる光州2循環道路1区間を運営する事業者が3ケ月以内に資本構造を原状回復しなければ協約を解約されることになった。

  光州市は2日「マッコーリー韓国インフラ投融資が100%の持分を持っている光州2循環道路1区間の事業者である光州循環道路投資(株)に実施協約を中途解約する理由が発生したと通知した」と明らかにした。

  市は昨年10月、光州循環道路投資に「自己資本比率を2000年協約時の29.91%から2003年6.93%に下げたことを原状回復しなさい」という監督命令を下し、事業者の反発で9ヶ月間にわたり中央行政審判委員会の決定を待っていた。

  市は7月20日中央行政審判委から「監督命令は正当だ」という決定が送達され、履行期間が去る1日で終わったことに伴いこのように通知した。 市がこのような通知をした理由は資本構造を勝手に変更することは協約違反であり道路の正常な運営に悪影響を及ぼすと判断したためだ。

  ムン・ピョンソブ市道路課長は「この通知をして90日が過ぎても監督命令を履行しなければ、聴聞手続きと議会協議を経て協約解約、3者引き受け、直接買い取りなどを推進する」と話した。

  しかし事業者側は先月23日「実施協約当時の財務構造を維持する義務はない」として、監督命令取消訴訟と効力停止仮処分申請を光州地方裁判所に提起し攻防を法廷に持ちだした。

  第2循環道路1区間(5.67km)は2000年に大宇建設コンソーシアムが1816億ウォンをかけて完工した。 民間投資の代価は28年間にわたり最低運営収入(MRG)の85%を保障するという条件だった。 この道路の事業権は開通3年後の2003年にマッコーリー韓国インフラ投融資へ渡り、事業者は自己資本比率を低くする代わりに借入金の規模を増やした。 また、借入金1420億ウォンの借入先を金利7.25%の都市銀行から金利10.0%であるマッコーリーに変え利子負担を増やした。 そのために事業者の負債比率は290%、負債総額は2338億ウォンに達するほど財務構造が悪化し財政補填金が11年間に1190億ウォンが投入された。 市は‘税金を食いつぶすカバ’に転落した財務構造では正常な道路運営が難しいと判断し、原状回復と中途解約を推進している。

光州/アン・クァノク記者 okahn@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/545501.html 訳J.S