原文入力:2012/07/01 22:00(1079字)
"講義・単位交流、共同卒業証書 授与"
ソウル大は大学院中心大学に転換
民主統合党がソウル大をはじめとする全国国公立大を一つの連合体に統廃合し、事実上ソウル大をなくす方案を大統領選挙公約として検討していると1日明らかにした。
イ・ヨンソプ民主党政策委議長はこの日記者懇談会で「広域拠点別に代表的な国立大を育成し、残りの大学は特性化をする方案を論議中」と話した。 イ政策委議長は「既存のソウル大、慶北(キョンブク)大、全南(チョンナム)大など国立大学を一つの連合体制にまとめて、講義と単位、教授の交流を自由に許容し、卒業証書も共同で与えようということ」と説明した。 彼は 「米国のカリフォルニア州立大がバークレー、L.A.、アーバインなどキャンパスで分けられていて、フランスもパリ1大学、2大学のように国立大学の各キャンパス体制で運営されている」として「わが国も既存の大学の名前はなくし国立大ソウルキャンパス、国立大慶北キャンパスが新しくできることになる形」と説明した。 このようになれば既存のソウル大法人化法は廃止されることになる。
一部ではこの場合、国立大ソウルキャンパスが結局は優秀人材が集まる既存のソウル大の役割をするのではないかという指摘も出ている。 民主党はこれを防ぐためにソウル大の場合、最初から学部をなくし大学院中心大学に切り替える方案も検討することにした。 イ政策委議長は 「国立大ソウルキャンパスには基礎科学と関連した学部だけを置き、一般的な多くの課程の学部は全国のキャンパスに分散させ優秀人材がソウルキャンパスだけに集まらないようにする方案も共に検討している」と話した。
民主党は去る21日、国会で‘大学序列化・学閥打破のための国立大学体制改編討論会’を開催し、学界と市民社会の意見を取りまとめた。 民主党は国公立大連合体制が大学序列化緩和と入試問題解消、高校教育正常化、地域均衡発展、大学競争力強化などに寄与すると期待している。 現在、民主党大統領候補の中でソン・ハクキュ常任顧問が‘ソウル大と拠点地方国立大の共同学位制実施’を、チョ・ギョンテ議員が‘ソウル大学部課程廃止および大学院中心大学化’を公約として出したことがある。
ソン・ウォンジェ記者 wonje＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
