原文入力:2012/06/19 23:02(1187字)
現場にいなかった記者に "クォン・ジェホンの退勤を阻んだ"
ツイッター懲戒が問題になるや "懲戒理由から外す"
<文化放送>(MBC)がストライキ中の労組員13人に対して‘職場秩序紊乱’等を理由に懲戒するとして、人事委員会を開いたが示威現場にいなかった組合員に責任を問おうとするなど‘あきれた’状況が繰り広げられた。 文化放送労組は「絡めあわせ懲戒ということが明確にあらわれた」と批判した。
文化放送労組は19日この日まで二日間にわたり行われた人事委で使用側が○記者に 「クォン・ジェホン報道本部長退勤阻止現場に参加しなかったか」として、これを懲戒理由として挙論したと明らかにした。 だが当日、親戚の葬式に参加するとして会社に出てこなかった○記者は 「葬儀場にいた私がどうしてクォン本部長の退勤を阻めたか」と問い詰めたという。 すると、ある人事委員が 「実務者の錯誤だった。この部分は懲戒理由から除く」と釈明したと伝えられた。
使用側はまた、S記者がツイッターにあげた文を問題にして 「ツイッターで不法ストライキを督励しなかったか」と尋ねたという。これに対しS記者は 「ツイッターに文をたくさん上げたからと懲戒するならば、思想と良心、言論の自由を保障した憲法に背く」と反論した。 すると使用側は「それではツイッターの部分は懲戒理由から抜く」と反応したという。 また、使用側は○ディレクターがインターネット自由発言台にあげた文が使用側に対して当てこする感じを与えると指摘したが、○ディレクターは「感じで懲戒するのか」と反論したと労組は伝えた。
労組は人事委に手続き的瑕疵もあると指摘した。イ・ヨンマ労組広報局長は 「団体協約上‘懲戒事件と直接関連ある者は審議に参加できない’と規定されているにも関わらずクォン本部長が人事委に参加していたことが明らかになった」と主張した。
これに対してイ・ジンスク文化放送企画広報本部長は「ひとりに対する懲戒理由は一つでなく色々あり、労組の一方的主張にいちいち対応する価値は感じられない」として「ストライキ状況にすべての本部長・局長が関連しているので、除斥理由を適用しろと言えばどこの誰も人事委に入れない」と反論した。
一方、文化放送本社に続き地域文化放送でも大量懲戒が予告されている。 地域文化放送社長団は‘キム・ジェチョル社長退陣’を掲げて19日で100日にわたりストライキを続けてきた労組員に業務復帰命令を下し、これに従わなければ段階的に懲戒する方針をたてたと伝えられた。
ユ・ソンヒ記者 duck@hani.co.kr
原文: 訳J.S