原文入力:2012/05/18 18:37(1746字)
←カン・キガプ統合進歩党非常対策委員長が18日午後、ソウル、銅雀区(トンジャクク)、大方洞(テバンドン)の党舎で開かれた党役員との懇談会に参加するため会議場に入っている。 ニュース1
カン・キガプ、イ・ソクキに会ったが "辞退はできない" 返答聞いた
党権派 イ・サンギュ "党除名言及は分党シナリオ" 対抗
統合進歩党革新非常対策委員会(委員長 カン・キガプ)が18日、議員職辞退を拒否している党権派側のイ・ソクキ、キム・ジェヨン比例代表当選者に向けて‘来る21日午前10時までに候補職を辞退しなさい’として事実上の‘最後通告’をした。 二人の当選者が頑強に辞退を拒否していて事実上党除名手続きを踏むための手順と解説される。 非公式機構である‘党員非常対策委’を推進中の党権派側は‘党除名手続きはすなわち分党を要求するシナリオ’として反発した。
非常対策委はこの日、競選比例代表当選者・候補者14人全員に辞退期間を‘21日午前10時’と提示した‘比例代表候補者辞退申告書書式文書’を公文書として送った。 イ・ジョンミ非常対策委スポークスマンは「非常対策委が辞退意志を表明しない当選者・候補者にこれ以上は時間を差し上げることはできないという意見を集約した」と公文書発送の背景を説明した。 カン・キガプ委員長は前日会えなかったイ・ソクキ当選者にこの日会って辞退を要請したが、イ当選者からも「辞退はできない」という返事を聞いただけだったと伝えられた。
この日も非常対策委と党権派はイ・ソクキ、キム・ジェヨン両候補の辞退問題と党除名、党員非常対策委構成を巡る攻防を行った。 イ・ジョンミ非常対策委スポークスマンは「前日、民主労総の‘条件付き支持撤回’方針は統合進歩党が(比例代表競選部門全員辞退など)中央委刷新決議案を正確に履行しろとの強力な注文」としつつ「80万民主労総組合員と1600万労働者の支持なしに進歩政党の生命力は維持することも蘇生することもできない」と話した。 党権派当選者の辞退を繰り返し要求したのだ。
しかし、党権派側イ・サンギュ当選者(ソウル、冠岳(クァナク)乙)はこの日ラジオに出演し「党除名言及は進歩政党を分裂させようとすること」とし「党が分党されざるをえないシナリオ」と反発した。 彼は 「政治的責任を負う方法で辞退はできるが、実体的真実を明らかにして納得できる方向にならなければならない」として「(不良・不正選挙に関する)政治的責任は党選管委員長や党代表が負うのが普通なのに、今は党員たちが選出して国民が選んだ当選者を引き下ろし犠牲の羊としようとしている」と話した。 党権派側はもし非常対策委が二人の当選者の党除名手続きを踏んでも、残りの当選者が党を離れることはないという態度を明確にしている。
イ・ソクキ、キム・ジェヨン当選者は党除名手続きを遅延させるために最近党籍をソウル市党から京畿道党に移した。 党除名のためには所属広域市・道党紀委員会に提訴状を提出しなければならないが、京畿道党の構成が党権派にやや有利なためだ。 キム・ジェヨン当選者は 「非常対策委が事実上除名手続きに突入したと判断して、一方的であり強制的な除名手続きとこれを通じた極端状況を防ぐために党籍移転を決心した」と説明した。 だが、非常対策委関係者は「党規上、提訴者が中央党党紀委に直接審査を要請して受け入れられれば、所属党籍には大きな意味がない」と話した。
これに先立ち非常対策委は‘民主社会のための弁護士会’事務次長出身であるチョ・ヨンソン弁護士と作家ソ・ヘソン氏を非常対策委員に追加選任した。 また、中央委暴力事態真相調査委員会委員長にイ・ホンウ非常対策委員を任命して2週間以内に調査を終えて党紀委回付手続きなどを踏むことにした。
ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/533564.html 訳J.S