原文入力:2012/05/07 19:08(1812字)
←文化放送ストライキ100日を翌日に控えた7日午前、ソウル、汝矣島(ヨイド)の文化放送ロビーで労組員が100日記念集会に先立ち、プラカードを整理している。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr
労組‘希望キャンプ’場外闘争…350余りの市民団体 参加
"MB政権・セヌリ党・保守言論 無関心…国民との論議の道 不通"
正義具現司祭団 時局ミサ…<ナガス(私は歌手だ)>PDなど1人示威も
"不公正報道に導いた落下傘非理社長は退け。" (労組)
"全身に矢を撃たれ針鼠になっても出ては行かない。" (キム・ジェチョル社長)
去る1月30日から公正放送復元とキム・ジェチョル社長の退陣を掲げて始めた<文化放送>(MBC)労組ストライキが8日で100日をむかえるが、労・使の強硬対立の中で解決点は見出だせなくなっている。 労組はストライキ100日を翌日に控えた7日、ソウル、汝矣島(ヨイド)公園に公正放送を取り戻すための‘希望のキャンプ’を張り場外闘争に出た。
文化放送労組の野宿闘争には、同じくストライキをしている<韓国放送>(KBS)新労組(言論労組韓国放送本部)も参加した。 二つの労組がそれぞれ40ヶのテントで野宿闘争をしながら、市民たちと直接疎通するという構想だ。 イ・ヨンマ文化放送労組広報局長は「これからはキム社長退陣だけでなく落下傘を送った政権との闘争に戦いを拡大する」と明らかにした。 8日には350ヶ余りの市民・社会団体が参加した‘公正言論共同行動’と言論改革市民連帯などが野宿闘争に参加する。 ‘希望のキャンプ’は毎晩市民が参加するロウソクのあかり文化祭を開く予定で、8日には‘文化放送ストライキ100日文化祭’が開かれる。 天主教正義具現司祭団は7日ここで言論ストライキを支持する時局ミサを行った。
文化放送記者会は権力偏向的報道をする反面、4大河川と李明博大統領の内谷洞(ネゴクトン)私邸問題は知らぬフリをした不公正報道責任者の問責を要求し、去る1月25日に製作拒否に入った。 5日後、労組のストライキにつながった。 時事教養ディレクターだけでなく製作自律性の侵害に抗議する芸能ディレクターも大挙参加した。 放送の跛行は明確に増え、視聴率も墜落している。 芸能プログラムも本放送時間に再放送が続いており、視聴者たちの不満も強まっている。
使用側は労組の行動を不法ストライキ、政治ストライキと規定して、むち打ちに一貫している。 業務妨害禁止仮処分申請、労組幹部告訴、33億ウォンの損害賠償請求訴訟で対応し、総選挙後にはキム社長の側近要人を中心に組織改編を行った。 人事委を4回開き3人を解雇するなど31人を重懲戒した。 だが、重懲戒がかえって反発を強め、初期には570人余りだったストライキ参加者が今は750人余りに増えて労組員参加率が95%に達した。
今回のストライキは期間が文化放送の従来の最長期ストライキだった1992年のストライキ(50日)の2倍を越えている。 したがって関連当局が公営放送跛行に対する仲裁や調整に乗り出さないことに対する批判も提起されている。 イ・ゲチョル放送通信委員会委員長は国会聴聞会などで「放送通信委員会が誤って介入すれば放送の独立性を傷つけかねない」として仲裁を拒否している。 文化放送労組は7日記者会見で「去る100日間、キム社長の弾圧と不道徳性に対して政権とセヌリ党、保守言論が見せた沈黙と無関心は国民との議論の道がどれほど詰まっているかを端的に表わしている」と主張した。
一方<アフリカの涙>を作ったハン・ハクス ディレクターと<PD手帳>で米国産牛肉狂牛病問題を集中照明したイ・チュングン ディレクターは7日ソウル、光化門(クァンファムン)広場の李舜臣将軍銅像前で‘キム・ジェチョル社長辞退要求リレー1人示威’を行った。 8日には<ナガス(私は歌手だ)>のシン・ジョンス ディレクターが1人示威に立つ。
ムン・ヒョンスク先任記者、ユ・ソンヒ記者 hyunsm@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/531632.html 訳J.S