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米国 消費者団体 "非定型狂牛病は一層致命的"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/531066.html

原文入力:2012/05/03 10:39(940字)

人間免疫体系を持つネズミを対象にした実験結果
韓国消費者市民の集いに最近電子メール

 米国の最大消費者団体である消費者連合(Consumers Union・CU)が最近米国で発生した狂牛病が以前に発生した狂牛病よりはるかに危険だと警告し、米国と韓国政府にも適切な対策を立てるよう忠告した。

 消費者市民の集い(消市会)は「米国消費者連合(CU)が最近電子メールを通じて先月25日に米国で発生した狂牛病事件は以前のどのケースより一層深刻で、これは過去に英国で発病した狂牛病(classical BSE)とは異なる非定型的な狂牛病(atypical BSE)系統だと知らせてきた」と2日明らかにした。

 消費者市民の集いの説明によれば、米国消費者連盟の首席研究員であり‘環境を憂う科学者の集い(UCS)’に所属した狂牛病専門家マイケル ハンセン博士は「米政府が公式に発表してはいないが、国立獣医研究所(NVSL)は今回の狂牛病をL-タイプ系統であることを確認した」として「L-タイプは既存狂牛病より一層はやく感染し一層致命的(more virulent)でありうる」と警告した。

 米国消費者連盟は去る1日「米国の狂牛病対策は適切でない」として、米国農務部(USDA)と食品医薬局(FDA)に「新しいL-タイプ狂牛病に対して完全で十分な調査を行い、狂牛病管理監督および対策を強化しなさい」と要求した。 さらに続けて韓国政府にも「このような内容を参考にして米国産牛肉輸入政策に反映するよう」助言した。

 消費者市民の集いは「政府は米国産牛肉輸入を直ちに中断し、今回の狂牛病事件の顛末を明らかにせよ」として「今後、米国から牛肉を輸入する場合にはアメリカ国内で狂牛病テストを受けたという表示がある牛肉だけを輸入しなさい」と要求し、このような内容を盛り込んだ書簡を1日農林水産食品部に提出した。

イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr

原文: 訳J.S