原文入力:2012/04/26 21:48(1281字)
国際水路機構総会、韓-日間 異見 最後まで狭まらず
海図集4版 改正 延期…当分‘日本海’表記
東海表記問題が第18次国際水路機構(IHO)総会で議論されたが最終結論に至ることができなかった。これで東海表記問題と‘海洋と海の境界’4版発刊に関する決定は2017年の次回総会まで延期されることになった。
外交通商部当局者は26日 「国際水路機構が本日、4日目の総会を開き公式海図集‘海洋と海の境界’(S-23) 4版に東海をどのように表記するのかを集中議論したが、韓-日間の意見が交錯し結論を下せないまま議論を終えた」として「総会は27日までなので一日残ったがひとまず追加議論はしないことになった」と話した。
(韓国)政府は23日モナコで開幕した今回の国際水路機構総会で、この間日本海と単独表記されてきた東海を東海/日本海 併記に変えなければならないと主張した。東海は日帝強制占領期間であった1929年‘海洋と海の境界’初版に初めて日本海と表記された後、37年の2版と53年の3版でも日本海と表記された。 ‘海洋と海の境界’は全世界の地図製作者などが海の名称を書く際に標準の役割をしてきた。
韓国は今回の総会で「東海が南北韓とロシア、日本など4ヶ国が隣接した海域である以上、特定の国号をもつ名前を付けるのは誤り」という論理を展開した反面、日本は「日本海という名前はすでに国際的に確立された表記」と主張したことが分かった。
日本は今回の総会で日本海が単独表記された1953年3版を基礎に名称改定が合意した部分だけを直して4版を発刊しようという提案を出したが否決された。外交部当局者は「日本の提案は日本海単独表記をそのまま認めようということ」とし「日本以外には賛成した国がなかったが、これは日本海単独表記が事実上国際社会で支持を失っている証拠」と語った。 この当局者は「反面、複数の会員国が東海/日本海併記を支持した」として「このような点に照らして今後時間の経過と共に東海/日本海併記が広まるだろう」と話した。
国際水路機構は1977年から‘海洋と海の境界’ 4版作業を推進してきた。 しかし東海表記問題などを巡る異見により2002年と2007年総会に続き今回も4版発刊を決議できなかったことにより、‘海洋と海の境界’廃止論も提起されていると知られた。 1953年に出された‘海洋と海の境界’ 3版が発行されて59年も経ったし誤りが多く国際標準の役割をきちんと果たせずにいるにも関わらず、4版の発行が遅れているためだ。 外交部当局者は「電子海図が発展している状況で‘海洋と海の境界’がもはや大きな意味がないという会員国の認識も反映されたと見られる」と語った。
パク・ビョンス先任記者 suh@hani.co.kr
原文: 訳J.S