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キム・ジョンフン、セヌリ党タスキかけ、チョン・ドンヨンはタスキなしで背広だけ

原文入力:2012/03/25 20:23(1176字)

←ソウル、江南(カンナム)乙に出馬したキム・ジョンフン セヌリ党候補(右)とチョン・ドンヨン民主統合党候補が去る23日午後、ソウル江南区選挙管理委員会で開かれたマニフェスト政策選挙実践協約式に参加して共に笑っている。 ニューシス

[4・11総選挙現場] 江南ベルト

"この地域はどうしても与党(セヌリ党)が多くなるでしょう。人物はチョン・ドンヨンも立派だが…."

 25日午前、江南のある教会でチョン・ドンヨン民主統合党候補(ソウル、江南乙)と挨拶した後に背を向けたおよそ60代の女性が、‘どう思うか’と尋ねる記者に小さな声で話した。この日、夫人と下の子息(26)と共に教会礼拝に参加したチョン候補に対し信徒は「前回にもいらしたじゃないですか」、「TVで毎日見る方だね」として歓迎の挨拶をしたが、表面と内面には温度差があったようだ。

 これに比べて世論調査で10%内外の差でチョン候補を上回るキム・ジョンフン セヌリ党候補には余裕があふれていた。 この日午前、逸院洞(イルォンドン)聖堂の前でミサを終えて出てくる信徒らと一人ずつ握手を交わすキム候補に対して60代と見える男性は「こっちだ! 無条件!」とし大きく笑った。 キム候補側が名刺を渡すとすぐに「こうしたものを受け取る必要もありません。とにかくセヌリ党がたくさんならなければならない」と話した。

 遊説でも両候補は差異を見せている。宗教行事に多くの時間が割かれたこの日キム・ジョンフン候補は真っ赤な上衣にセヌリ党のタスキをかけて有権者に挨拶をし、チョン・ドンヨン候補はスーツ姿で日程を消化した。チョン候補は普段からタスキを着用しないと話した。

 地域の有利・不利とは別に、政治経歴だけみればはるかに先輩であるチョン・ドンヨン候補が新人を相手にする姿だ。 通商交渉本部長を最後に外交官経歴を終えたキム・ジョンフン候補には今回が政治‘デビュー戦’だ。

 多くの言論は両候補が韓-米自由貿易協定(FTA)交渉を巡り鋭い攻防を行ったことに注目している。 しかし住民たちの関心事は多少異なる。 路上で会ったおよそ80代の女性は 「盧武鉉政府の時に税金のためにひどく苦労した。他の人は分からないが民主党は嫌いだ」と話した。 キム・ジョンフン候補に会ったおよそ50代の女性は「セヌリ党はあまり良くない。なぜ度々福祉政策に傾いているのか。税金を少なく出すようにしてほしい」と話しもした。

キム・ウェヒョン記者 oscar@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/525130.html 訳J.S