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揺れた野党圏連帯 復元様相

原文入力:2012/03/25 20:19(1701字)





↑ ハンギョレ・KSOI世論調査

冠岳(クァナク)乙キム・ヒチョル 三巴戦 安着
世宗(セジョン)市 イ・ヘチャン 格差 広げる
泗川(サチョン)・南海(ナメ)・河東(ハドン) ヨ・サンギュ 優勢

 24日に行った<ハンギョレ>世論調査では座礁の危機に処した野党圏連帯が復元されつつあり、それが支持率にも反映される流れが捉えられた。 特に今回の調査に応じた20~40代の有権者は地域と政党に関係なく野党圏単一候補を好む流れを見せた。

 ソウル、冠岳乙のケースが最も目立っている。イ・サンギュ統合進歩党候補は2010年ソウル市長に挑戦したことがあるが、認知度面では政治新人に近い。 イ・ジョンヒ代表の代わりに出馬し民主党も認めた野党圏単一候補という点のみで、イ候補が含まれた初めての世論調査で22.9%の支持率を得て冠岳乙の現役議員であるキム・ヒチョル候補(28.0%),この地域の市会議員出身であるオ・シヌァン セヌリ党候補(14.4%)と三角構図を形成した。20~40代区間ではイ・サンギュ(29.4%)-キム・ヒチョル(25.2%)-オ・シヌァン(10.2%)候補の順だった。 冠岳乙の場合、投票意向層(84.2%)に比べて支持候補無応答層(34.7%)が多く、選挙戦が本格化した以後の無応答総の動向が去就を分けるようだ。 民主党支持層では41.8%がキム・ヒチョル候補を、29.6%がイ・サンギュ候補を選択した。

 ソウル蘆原(ノウォン)甲では民主党の戦略公認候補になった後、4・11総選挙候補登録が始まった21日に野党圏単一候補に確定した‘ナコムス’出身キム・ヨンミン候補がイ・ノグン セヌリ党候補を9.1%差で上回った。 20~40代回答者区間では15.2%差でさらに差は大きかった。 キム候補が政治新人であるのにも関わらず蘆原(ノウォン)区庁長を務めたイ候補を上回ったことは若年層での人気が高い‘ナコムス効果’が反映されたものと見られる。 蘆原(ノウォン)甲も無応答層が40.9%で他の地域に比べて高く現れた。 キム・チョルス自由先進党候補、無所属ウ・スンベ候補の支持率はそれぞれ1.4%、2.9%であった。

 今回初めて選挙を行う世宗市は一歩遅れて選挙戦に飛び込んだイ・ヘチャン民主党候補(32.3%)が先んじる中で、シム・デピョン自由先進党候補(22.0%)とシン・ジン セヌリ党候補(14.7%)が後を追う状況だ。 忠南(チュンナム)大教授(政治学)出身のシン・ジン候補は、盧武鉉政府国務総理出身であるイ・ヘチャン候補と忠南道知事出身のシム・デピョン候補に比べて弱体と評価される。 この地域もやはり20~40代応答層でイ候補が39.0%の支持率を示し格差をより一層広げた。 政党支持率は民主党29.2%、セヌリ党16.9%、自由先進党13.0%と調査された。

 慶南(キョンナム)泗川・南海・河東でも20~40代では野党圏単一候補であるカン・キガプ統合進歩党候補の支持率が34.8%でヨ・サンギュ セヌリ党候補(25.0%),イ・バンホ無所属候補(15.6%)に先行しているが、全体年齢層では選挙区調整にともなう影響を跳び越えられていない。全体年齢層ではヨ・サンギュ(35.7%)-カン・キガプ(22.0%)-イ・バンホ(14.3%)候補の順で現れた。 統合以前の南海・河東が地方区であるヨ・サンギュ議員がこの地域で他の二候補に比べて圧倒的な支持(南海39.2%・河東58.8%)を受ける反面、泗川が地方区であるカン・キガプ議員は同地域出身のイ・バンホ前議員(ハンナラ党)と支持率を二分した。泗川での支持率はカン・キガプ(27.5%)-イ・バンホ(23.4%)-ヨ・サンギュ(22.7%)の順だった。

キム・ボヒョプ記者 bhkim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/525125.html 訳J.S