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MBC 入社35年目の社員も "キム・ジェチョル退け"

原文入力:2012/02/21 17:13(1383字)

←去る7日午前、全国言論労働組合<韓国放送>本部と<文化放送>本部、<YTN>支部組合員がソウル、汝矣島(ヨイド)の文化放送本社1階で記者会見を行い 「公正放送復元と落下傘社長退出、解職者復職のための共闘委員会を作り共に戦う」と明らかにした後、スローガンを叫んでいる。 キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr

局長級9人など幹部級社員135人が声明書… "MBC史上最大"
"自律文化の代わりに上の人の表情ばかりを見るひまわり文化が横行"

 文化放送(MBC)で20年以上働いた社員135人(職務さあ除外)が21日声明を出し "キム・ジェチョル社長退陣" を主張した。労組は "幹部級社員の集団声明規模がMBC史上最大" と説明した。

 これらの人々は声明で「ストライキが始まって4週間が過ぎてもキム・ジェチョル社長をはじめとする経営陣は労組に対する告訴と一時代替人材採用などの強硬策だけを出している」として、去る2年間キム社長の在任期間を「言論としてのMBCの墜落、内部民主主義の極端萎縮」と規定した。

 また、内谷洞(ネゴクトン)私邸問題縮小報道、ソウル市長選挙不公正報道などを取り上げて「到底、数えることすら難しい公正性侵害論難があり、その結果MBCの信頼度は顕著に低下した。過去にも不公正報道論難はあったが、その質と量の面でキム・ジェチョル社長在任期間と比較できるような事例はなかった」として「MBCの自慢だった自律的、創意的文化は消え、上の人の表情ばかりを見るひまわり文化が横行した」と批判した。

 これら社員たちは「私たちはキム社長が1992年のストライキ当時、労組員としてストライキ特報を配っていた姿を記憶している」として「ストライキ4週間が過ぎても会社に出勤もせず、労組を業務妨害、名誉毀損で告訴するのは責任ある姿勢ではない」と強調した。 最後に「キム社長がしなければならない最後の仕事は、すべての事態に責任を負って退くこと」と勧告した。

 今回の声明は1977年に入社して経歴35年となるMBC勤務中の社員から1991年に入社した21年目の幹部社員までが参加した。局長級が9人、副局長級は30人、部長級47人、部長待遇級38人が含まれた。 彼らの63%は非組合員だ。全国言論労働組合MBC本部(本部長 チョン・ヨンハ)は「組合加入対象ではなかったり、組合に参加しなかった幹部社員の相当数が公正放送興しと社長退陣という今回のストライキの大義に同調したことはもちろん、進んで行動に出たということには非常に大きな意味がある」と強調した。

 一方、キム・ジェチョル文化放送社長は労組がストライキに入った後、現在まで会社に出勤していない。文化放送労組は去る8日からソウル市内各所で‘人を探しています’と書かれたビラを撒き、現在のストライキ事態を知らせたが、これに対しキム社長は労組幹部を刑事告訴した。

デジタルニュース部 digitalnews@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/520078.html 訳J.S