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中国外交部「30日、米中首脳会談」公式発表…米国産大豆の輸入再開

登録:2025-10-29 19:53 修正:2025-10-30 07:51
中国の習近平国家主席と米国のドナルド・トランプ大統領/AFP・聯合ニュース

 中国外交部は30日、釜山で中国の習近平国家主席とドナルド・トランプ米大統領が会談すると公式発表した。

 中国外交部の郭嘉昆報道官は29日、定例ブリーフィングで会談日程を公開し「米中関係と双方が共同で関心を持つ問題について意見を交換する」と述べた。この日、トランプ大統領が韓国に到着した後、「私はそれ(習主席との会談)が皆にとって良い結果につながると思う」と述べたことに対する中国の立場を尋ねると、報道官は「今回の会談で両国首脳は中米関係に関する戦略的かつ長期的な問題を深く疎通する」とし、「われわれ(中国)は米国と共に努力し、今回の会談が肯定的な成果を収めるようにし、両国関係の安定的発展のために新しい指針を作り、新しい動力を吹き込むことを願っている」と述べた。

 ロイター通信は同日、中国が米国産大豆の輸入を再開したと、匿名の消息筋の話として報じた。米国の対中国フェンタニル関税の引き下げとともに、中国の米国産大豆輸入再開が両国首脳会談で合意事項になるものとみられている。中国国営穀物企業の中糧集團有限公司は最近、米国産大豆18万トンを購入したという。貿易業界の関係者はロイターに「中糧グループの購入は両首脳間の貿易合意が公式に締結される前になされた」として「これまでに3件の契約がなされ、規模は大きくはない」と話した。中国は米国と貿易戦争を行い、6月から米国産大豆の輸入を完全に中止していた。これによりトランプ大統領の支持基盤である米国中西部の大豆農家は経済的打撃を受けている。

 中国は、米国とフェンタニル問題の解決に向けて協力を続けるという立場を示した。トランプ大統領がこの日「フェンタニルの関税を下げると予想する」と述べると、中国外交部は「中国は厳格な麻薬規制政策を取っており、米国が協力のための必要な条件を作るために具体的な措置を実施するよう求める」という立場を示した。ウォール・ストリート・ジャーナルが28日(現地時間)、米国はフェンタニルの製造・流通の責任を問うて中国製品に課している関税を10%引き下げると伝えた。

北京/イ・ジョンヨン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/1226174.html韓国語原文入力:2025-10-29 17:42
訳J.S

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