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トランプ、李大統領との会談直前「韓国で粛清や革命が起きているようだ」

登録:2025-08-26 09:05 修正:2025-08-26 09:17
李在明大統領との会談前にSNSに投稿 
内乱特検などについての発言か 
MAGA陣営、韓国不正選挙主張を展開
米国のトランプ大統領が今月13日、ワシントンD.C.のケネディセンターで演説している=ワシントン/AP・聯合ニュース

 米国のトランプ米大統領は李在明(イ・ジェミョン)大統領との首脳会談を前に、韓国で粛清が行われていると主張した。

 トランプ大統領は25日、SNSのトゥルース・ソーシャルで「韓国で何が起きているのか? 粛清あるいは革命のようだ。我々はそのようなことは容認できず、韓国で事業を行うことはできない」と述べた。また「私は今日、ホワイトハウスで新しい大統領に会う。この問題に対するみなさんの関心に感謝する」と述べた。李在明大統領との会談を前に、自らがこれらに関する主張を提起するという意味だと読み取れる。

 トランプ大統領が投稿で何を指しているのかは、正確には把握されていない。彼が主張する韓国での粛清や革命も客観的な事実ではなく、彼の見解だとみられる。ただし、内乱特検などによって尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領らに対する処罰が実現しつつあることを意図したものとみられる。トランプ大統領は以前、クーデター容疑で裁判中のブラジルのボルソナロ前大統領の事件について、ブラジル政府は彼を弾圧しているとの主張を展開している。

 トランプ大統領を支持するMAGA(米国を再び偉大に)陣営からは、韓国の6月の大統領選挙後に不正選挙などを主張する声があがっている。トランプ大統領への影響力が強いMAGA陣営のインフルエンサー、ローラ・ルーマー氏は、韓国の大統領選挙当日の6月3日、ソーシャルメディアのXに「共産主義者たちが韓国を掌握し、大統領選挙で勝利した」と投稿した。第1期トランプ政権時代に大統領のアドバイザーだったスティーブ・バノン氏も「韓国は終わった」と投稿。第1期トランプ政権で国家安保担当補佐官を務めたマイケル・フリン氏もXに「韓国の大統領選挙の不正選挙は中国共産党にのみ利益になるだろう」という主張を展開した。

 一方、大統領室のカン・ユジョン報道官はトランプ大統領の主張について記者団に問われ、「確認してみなければならない状況のようだ」と答えた。

チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1215124.html韓国語原文入力:2025-08-25 22:49
訳D.K

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