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米国版の戦狼外交官?…駐日米国大使、過激な発言で物議

登録:2023-09-18 06:40 修正:2023-09-18 07:15
ラーム・エマニュエル駐日米国大使/ロイター・聯合ニュース

 米国版「戦狼」外交官。

 以前の「韜光養晦(とうこうようかい)」(才能を隠して、内に力を蓄える)時代とは異なり、中国の荒々しい外交行動を意味する「戦浪外交」という言葉にぴったりの人物の発言が注目を浴びている。ラーム・エマニュエル駐日米国大使だ。

 エマニュエル大使は先月29日以来、公の場から姿を消した中国の李尚福国防相をX(旧ツイッター)で言及し、注目を集めた。今月8日、「習近平主席の内閣はもはやアガサ・クリスティの小説『そして誰もいなくなかった』のようになっていく。秦剛外相が姿を消し、ロケット司令官もいなくなった。李尚福国防相もこの2週間姿を現していない」と書いたのだ。さらに「この失業率競争で勝つのは誰だろうか。中国の青年たちか、それとも習主席の内閣なのか」と書き込んだ。中国政府の悩みの種である青年失業率を引き合いに出し、姿を消した高官たちのことを皮肉ったのだ。

 エマニュエル大使は15日には李国防相が参加すべき行事に参加しなかったとし、「自宅軟禁のためか??」という文を載せた。また、他の高官たちも姿が見えないという点を暗示し、「(自宅軟禁の場所が)混みあっていることだろう」と付け加えた。米国側では李国防相が解任され、取り調べを受けているとみている。

 駐日米国大使が習主席を攻撃したのは今回だけではない。今月初めのある行事では「もし青年失業率30%を望んでいるなら、それは習主席最大の経済業績」だとし「(しかし)私なら、それを履歴書に書くのは控えるだろう」と語った。先月の韓米日首脳会議直前に開かれたあるシンクタンクのフォーラムでは、3カ国の合意は中国を狙ったものではないというホワイトハウスの「公式」の説明とは異なり、中国けん制を強調した。

 外国首脳とその国の内政問題を嘲弄交じりに非難するのは、通常の外交使節の姿とは程遠い。しかも中国はエマニュエル大使の駐在国でもない。米国メディアの中で中国政府に最も否定的な態度を示しているウォールストリート・ジャーナル紙さえも16日付の記事で、エマニュエル大使を「米国の戦士外交官」と呼び、大使をめぐる懸念の声を伝えた。同紙は、下院議員やバラク・オバマ元大統領の秘書室長、シカゴ市長などを務めたエマニュエル大使が攻撃的な政治文化の中で成長したことがこのような言動の背景に挙げられていると報じた。大使の発言は、米国政府の閣僚たちが相次いで中国を訪問し、関係を調整しようとしている姿とも対照的だ。

 しかし、エマニュエル大使はインタビューで「私を批判するのは実際の問題を回避すること」だとし、中国高官の失踪や新型コロナウイルス感染症の起源などの問題を指摘したと、ウォールストリート・ジャーナル紙は報じた。また「中国が行うすべてのことはの特性は詐欺と欺瞞だ。世界的指導者はそのようなことをしてはならない」と、習主席を再び批判した。

ワシントン/イ・ボニョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/1108846.html韓国語原文入力:2023-09-18 02:31
訳H.J

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