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扉を開く日本…ノービザに円安も重なり「観光特需」なるか

登録:2022-09-24 03:25 修正:2022-09-24 10:52
岸田首相「10月11日からノービザ入国再開」
日本の岸田文雄首相が22日、米ニューヨークで記者会見を行っている/ロイター・聯合ニュース

 日本の岸田文雄首相は、来月11日からビザなしでの外国人の日本入国を再開すると発表した。

 岸田首相は22日(現地時間)に米ニューヨークで行われた記者会見で、10月11日から「入国者数についての上限撤廃、個人旅行の解禁、ビザなし渡航の解禁」を行うと述べた。日本の首相官邸が明らかにした。

 日本政府は新型コロナウイルスの世界的な拡散を受け、2020年春にすべての国を対象とした新規入国禁止措置を取った。その後はビジネス目的の入国の受け入れ、団体観光の再開と、徐々に規制を緩和してきた。これまでは1日の入国者数の上限を定めて規制しており、外国人観光客のビザなし入国および個人旅行は認めていなかった。しかし、コロナ感染者が次第に減っている中、円安による観光特需を期待する声の高まりを受け、突如として門戸を開いた。日本円は1ドル=140円台にまで円安が進み、ここ24年で最低水準を記録しており、日本銀行が約24年ぶりに円買いドル売りの為替介入に踏み切ったほどだ。韓国からの観光客は、コロナ禍に伴う2020年の規制前まではビザなしで日本に最長90日滞在できたため、今回の観光客の無ビザ入国再開で、韓日の往来がより容易になるとみられる。

 岸田首相は記者会見で、自国民の国内旅行やイベントの支援政策なども来月11日から開始すると明らかにした。「コロナ禍で苦しんできた宿泊業、旅行業、エンタメ業などを支援していきたい」と語った。

チョ・ギウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1059851.html韓国語原文入力:2022-09-23 10:39
訳D.K

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