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[ニュースpickup]どこの国の大使が上席に座るだろうか?

原文入力:2009-01-16午後03:58:44
外交部‘ 儀式の話’ 出版

イ・ジェフン記者

問|どこの国大使が上席に座るだろうか?
答|国力無関係…信任状受けた‘残飯’順

<事例1>韓国に駐在する各国大使らが外交通商部庁舎に皆集まった。 どこの国の大使が‘上席’に座ることになるだろうか? 超強大国米国大使? でなければお隣中国や日本? 正解は韓国に赴任して信任状を受けた日が最も古くなった大使だ。一言で言えば‘残飯順’だ。

<事例2>貴賓接待にはなぜ‘赤絨毯’が登場するのだろうか? 中世ヨーロッパで毛織10kgを赤く染めようとするなら‘赤虫’(kermes)という昆虫14万匹が必要で、これに耐えられる経済的余力がある王族と貴族だけ‘が赤色’を享受することができた‘特権的歴史’に由来する。要するに赤いカーペットは‘最高の歓待’という意味だ。

一般人にとって‘国家儀式’は複雑で難しい格式であることもあるが、外交部儀式室の人々は「儀式は常識と配慮」と話す。「慣行の蓄積であり互いに気楽になるための約束」というものだ。外交部儀式室職員たちが儀式の内外を整理した単行本<世界との疎通,国家儀式の話>を最近出版した。これらは‘儀式の5原則’を‘5R’と整理した。

最初は‘相手方に対する尊重(Respect)’だ。二番目は‘相互主義’(Reciprocity)だ。受けただけ返礼するということだ。例外はある。お客さんを丁重に接待することで有名な中東の国には‘相互主義が同一に適用されない’という了解をあらかじめ得たり、貧困国にはさらに施したりもする。三番目は‘文化の反映’(Reflecting culture)だ。ムスリムには豚肉料理を出さないというようなことだ。四番目は‘序列’(Rank)。. <事例1>がこれに該当する。各国大使は儀式に問題があれば抗議して時には退場も辞さない。五つ目は‘右側(Right)が上席’というものだ。大部分の首脳会談の時、訪問国首脳や自国宿舎を訪れた相手国首脳に右側の席を渡すが、そちら側が上席であるためだ。そうは言うものの国旗の位置は上席である右側を譲歩しないのが一般的だ。‘首脳は変わっても国旗は永遠だ’という意識の反映だ。 イ・ジェフン記者 nomad@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/specialsection/newspickup_section/333502.html

原文: 訳J.S