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エイブラムス「韓米同盟はお互いを保護するための約束」

登録:2019-09-06 07:22 修正:2019-09-06 08:05
ソウル安保対話に初めて出席した在韓米軍司令官の祝杯の言葉
「GSOMIA終了」後に提起された韓米同盟への懸念を払拭
乾杯を提案し、「一緒に行きましょう」と前唱も
チョン・ギョンドゥ国防部長官(左)とロバート・エイブラムス在韓米軍司令官が5日、ソウルのロッテホテルで開かれた「ソウル安保対話」晩餐会で乾杯している=国防部提供//ハンギョレ新聞社

 ロバート・エイブラムス在韓米軍司令官は5日「韓米同盟は激しい地上戦の中で誕生し、共同の価値と犠牲によって、より強固になった」、「これは両国が直面する脅威からお互いを保護するための約束であり、何度も検証された意志」と述べた。こうした発言は、韓国の「韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」終了決定に米国が強い憂慮と失望を示し、同盟関係にヒビが入るのではないかという懸念が提起される中、これを払拭するためのものとみられる。

 エイブラムス司令官は同日、ソウルのロッテホテルで開かれたチョン・ギョンドゥ国防部長官主宰で開かれた「ソウル安保対話」晩餐会に出席し、乾杯の辞でこのように述べ、「私たち全員は大韓民国と大韓民国の国民が非核化が実現した朝鮮半島で恒久的平和を享受することを望んでいる」と強調した。今年で8回目を迎えたソウル安保対話に在韓米軍司令官が米国首席代表として参加したのは初めて。

 エイブラムス司令官は、最近騒がれている戦時作戦統制権(戦作権)の返還後の国連軍司令部の役割をめぐる論議を意識したのか、国連軍司令部の重要性を強調した。彼は「1950年の朝鮮戦争に参加した在韓国連軍司令部戦力提供国は、初めての土地で初めて出会う人たちのために戦った。69年間、一貫して大韓民国防衛のために努力してきた」と述べた。 エイブラムス司令官は、「韓米同盟では乾杯する時、『一緒に行きましょう』と言う」とし、「私が『一緒に行きましょう』と音頭を取ったら、「ウィ・ゴー・トゥゲザー(We go together)と続いて、私たち皆が本当にここで行動を共にするという事実を立証してほしい」と要請した。

 ソウル安保対話はアジア太平洋地域の多国間安保協力と朝鮮半島の平和定着に向けた方策を論議する国防次官級の多国間協議体だ。チョン・ギョンドゥ国防長官は開会のあいさつで、「最近、朝鮮半島周辺では隣国と安保対立を助長して自国の利益を追求しようとする気がかりな動きまで起こっている」として、韓国をホワイト国(戦略物資輸出審査優遇国家、グループA)から排除するなど韓日対立をあおる日本の動きを間接的に批判した。

ユ・ガンムン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/908662.html韓国語原文入力: 2019-09-05 19:39
訳D.K