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"固定電話の線を切れ" KT支社 録音ファイル入手

https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/505489.html

原文入力:2011/11/15 08:18(1252字)
ク・ボンクォン記者


‘2G加入者’減らすため、わざと故障 業務指示
修理のために訪問し "3Gフォンに変えましょう" 勧誘


KTが2世代(G)携帯電話加入者たちの固定電話をわざと故障状態にした後、加入者の自宅をに訪ねて行き3世代への転換を要求しているという疑惑が起きている。

釜山影島(プサンヨンド)区、東三洞(トンサムドン)に住むチョン・ジナ(会社員)氏は先月26日、自宅の固定電話が突然故障しKTに申告した。この日の午後、訪問したKT職員は外出していたチョン氏に電話をかけ固定電話に故障に対しては一言も言わずチョン氏が使っているKT2世代携帯電話を解約し3世代に変えることを薦めた。チョン氏は「アパートで自宅の回線だけが突然故障し、訪問職員がいきなり携帯電話の交替を要求したことをいぶかしく思った」と語った。京畿道(キョンギド)、東豆川(トンドゥチョン)のあるKT加入者も先月末に似たような経験をした。突然、固定電話が切れて申告したところ、2人の技師が訪問するやいなや2世代携帯電話の解約を薦めた。簡単な故障に2人が訪問したことと顧客コンサルティングチーム次長が来たこともいぶかく感じた。


<ハンギョレ>が14日に入手したKTのある首都圏支社での先月中旬の業務指示を録音したファイルには顧客の固定電話を故障させた後に接近し3世代への転換を勧めろとの内容が生々しく記録されている。ある上級者が職員たちを集め「今日故障させる。名簿を渡すのでよく見て端子箱のキーを抜くなり、線を切るなり二人でうまくやれ」とし詳細に業務を指示した。彼は録音ファイルで「私たちがよっぽどでなければここまでするか」として「成果を出さなければ駄目だから」と説明した。


首都圏のまた別のKT支社は先月「ソウルなど一部の支社で2世代顧客らの自宅の固定電話をわざと切り、広報して問題になっているが、私たちは問題を起こさないように転換を薦めよ」という指示を与え多数の支社が固定電話の故意故障に乗り出したのではないかという疑惑を投げかけている。これに対してKT関係者は「本社では合法的な方法で転換を薦めるよう指示している」と明らかにした。KTは今年初めから2世代サービスを撤収し4世代LTEサービスを提供する計画で加入者転換を急いだが、利用者らの呼応が得られず困難をきたしている。


ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr


※2世代移動通信とは
1996年に始まった識別番号011,016,017,018,019の移動通信(PCS)技術だ。KTは4世代LTEサービス提供のために既存加入者を減らさなければならないが、スマートフォンを使う意向のない2世代加入者はサービスの中断に反発している。


原文: 訳J.S