原文入力:2011/10/10 20:48(1046字)
チョン・ウンジュ記者
←ジャン ルィク バレリオ新任駐韓ヨーロッパ連合(EU)商工会議所会長
"ヨーロッパ連合(EU)企業との協力を強化し投資誘致を増やそうとするなら、韓国が規制をより一層緩和しなければなりません。"
ジャン ルィク バレリオ(写真)新任駐韓ヨーロッパ連合(EU)商工会議所会長は10日、ソウル、中区(チュング)、乙支路(ウルチロ)の国都ホテルで就任記者懇談会を開き「(韓国政府が)知的財産権保護を強化し国際標準化に積極的に乗り出さなければならない」としつつこのように話した。彼は1962年以後、ヨーロッパ投資家の韓国内直接投資規模が595億5000万ドルに達し、特に今年上半期には昨年より45.6%増えた20億5000万ドルを投資したと付け加えた。
去る2007年にヨーロッパ航空防衛宇宙産業(EADS)韓国支社長として赴任したバレリオ会長は「7月1日に発効した韓-ヨーロッパ連合自由貿易協定でヨーロッパ企業の投資と設立が増加し、長期的に韓国に25万3000ヶの働き口が創出されるだろう」と強調した。バレリオ会長は続けて「韓国の各政府担当者が政策を履行し解釈する水準に制約がある」として苦言も惜しまなかった。また、韓国政府は新しい規定に対する予測可能性を高め最大限に価格変動を制限し、ヨーロッパ企業が変化を反映した事業計画をたてられるよう十分な時間をくれと注文した。特にバレリオ会長は「韓国は輸出国家であるにも関わらず物流費用が世界最高水準」とし「国際的基準について行くことのできない零細な規模であるため現在の状況を改善する支援策を出すべきだ」と指摘した。最近、世界経済の不確実性が高まっていることと関連してバレリオ会長は「韓国金融市場は外部条件の変化、特にヨーロッパ地域の国家負債問題に過度に反応してきた」として「外部衝撃に脆弱な金融市場を安定化させることが重要だ」と助言した。
駐韓ヨーロッパ連合商工会議所は27ヶヨーロッパ連合会員国の駐韓大使館と800社余りのヨーロッパ企業で構成された経済団体であり1986年に設立された。 チョン・ウンジュ記者 ejung@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/500113.html 訳J.S