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‘アジア データセンター’シンガポール・香港・台湾を選定

https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/498853.html

原文入力:2011/10/01 09:07(1598字)
グーグルはなぜ韓国を外したのか
ク・ボングォン記者


電気料金安くインフラも優秀
三ヶ国より条件は良いが…世界で唯一 押収捜索を経験
‘保安を守りにくい’判断


韓国がグローバル データセンター競争で多国籍企業らから無視されている。
世界最大のインターネット企業である米国グーグルは30日、この間グローバル データセンター誘致に積極的に動いた韓国を外し、シンガポール、香港、台湾の3ヶ所に2億ドル以上を投入しデータセンターを作ると発表した。グーグルは現在、米国6ヶ所、ヨーロッパ2ヶ所にデータセンターを置いている。グーグルのアジア政策コミュニケーション マネジャー タジ メドスは 「アジアでインターネット使用者と使用量が急速に増加しているkとを毎日確認している」として「更に速く安定したサービスを提供するためのもの」と明らかにした。スマートフォンの拡散によりコンピュータ利用方式がサーバーを通じていつでも どこでも情報を呼び出せるクラウド基盤に変わり、グーグル・アマゾン・アップルなどは先端データセンターの建設に乗り出している。

グーグルが韓国の代わりに蒸し暑く電気料金の高い場所を選択したのは意外だ。これに先立ちグーグルは去る12日、フィンランド ハミナにデータセンターを作ると発表し、寒い気候とバルト海の冷たい海水を利用し冷却用電気料金を大きく減らすことができるとその選定理由を明らかにした。


政府もデータセンターの誘致に積極的だった。知識経済部は去る6月、韓国を東北アジア データセンターのハブとして育成すると発表し、低廉な電気料金、情報技術インフラ、安定的地盤、寒い冬、中国・日本との隣接性などからアジアのいかなる国より競争力があると自信を持った。シンガポールは電気料金が高くデータセンターが飽和状態であり、香港もやはり亜熱帯性気候という弱点も挙げた。


グーグルが韓国を選択しなかったことについて業界関係者たちはデータ産業に対する政府の無理解ためだと評価している。立地条件より重要なことが顧客情報の保安だということだ。クラウド サービス業者のある役員は「グローバル企業らがシンガポール、香港などをデータセンターとして選択する理由は費用が安いということより該当国で情報が安全に保護されると感じるため」と説明した。


知識経済部は去る6月、データセンター育成方案を発表しながら‘国家データ安保確保’を前面に掲げ業界を驚かせた。知経部は当時「データセンターを通じて重要情報が国境を超越して位置するので(国内にグローバル データセンターがあれば)データ安保を確保することができる」として「アップルの位置情報収集論難時に国内にデータが保存されておらず当然な対応ができなかった」と明らかにした。外国企業としては保安を守りにくいと感じざるを得ない言葉だ。去る5月、警察はグーグルのモバイル広告AdMobと関連してグーグルコリアを押収捜索したことがある。当時グーグルコリア関係者は「AdMobが不法だとし押収捜索されたのは全世界で韓国のみだ」と話した。


去る7月に訪韓した米国、アマゾン ウェブサービスのバーナー ポゲルス副社長は「アマゾンは顧客の保安要求を最優先視する」と話した経緯がある。この業者もやはりアジア データセンターを香港、シンガポール、東京の3ヶ所に置いている。関連大企業のある役員は「政府のクラウド支援政策がグローバル環境とかけ離れており外国企業を誘致する上でむしろ困難が多い」と話した。


ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr


原文: 訳J.S