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‘高卒社員’選ぶのに修能(日本で言うセンター試験に近いもの)点数が採用基準?

原文入力:2011/09/16 20:01(1049字)


大宇造船海洋、高卒社員採用計画 発表
志願資格‘修能受験予定者’制限 論難


←9月8日付ハンギョレ新聞に載せられた大宇造船海洋採用広告.


高卒新入社員を選ぶとし大々的に広報した大宇造船海洋が修能試験点数を採用条件として掲げて論難が起きている。

大宇造船海洋は先月29日‘大宇造船海洋、韓国で初めて高卒/大卒 同等待遇’という題名の報道資料とともに高等学校卒業者を対象にした採用計画を発表した。


大宇造船海洋は「高等学校を卒業した優秀な人材を正規職社員として採用し社内外の自主教育プログラムを正常に全部終えれば、大学を卒業した同じ年齢の新入社員と同等あるいはむしろ豊富な実務経験のためにより高い待遇を受けることができる」として「学歴に束縛されずに自身の幸福を自由に追求し能力を認められる社会を作ることに大きく寄与するものと期待される」と高卒社員100人余りの採用計画の趣旨を明らかにした。


しかし、実際の採用基準を見れば矛盾があらわれる。大宇造船海洋は9月中旬成績優秀者を中心に学校長推薦を受け書類審査をした後、面接、適性検査を経て、最終合格者は来る12月中旬の修能成績結果を見て発表すると明らかにした。


実際に大宇造船海洋が日刊紙に出した高卒新入社員公開採用広告でも志願資格として△2012年2月正規高等学校卒業予定者△修学能力試験受験予定者△内申成績優秀者または学校長の推薦を得た者という三つの基準を提示した。そして‘上の三つの要件を全て充足した人だけが志願可能’という但し書きもつけた。


結局、最終学歴基準を高等学校に下げて大学に進学しなかった人に採用の関門を広げると言いながら、大学進学のために受ける試験である修学能力試験成績を採用条件に入れるという話だ。


キム・ジエ学閥のない社会活動家は「現在の修学能力試験は大学に行くために行う試験であり、検定試験の成績によりこまかく序列が決められ大学へ進学する」として「学歴に束縛されない社会を作ると言いながら、修能成績を採用条件として掲げるということは結局‘高卒社員を選ぶ’というイメージ メーキング・自社広報に過ぎない」と批判した。


デジタルニュースチーム


原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/496505.html 訳J.S