原文入力:2011/08/07 20:34(915字)
ファン・ボヨン記者
現代経済研、嬰児死亡率を土台に‘661ドル’推定
GDP・エネルギー消費量・貿易規模 全て‘韓国の5%’
保健指標である嬰児死亡率を土台に推定した昨年の北韓1人当り国内総生産(GDP)は661ドルで、これは1970年代中盤頃の我が国の水準と同等という分析が出てきた。 これは2009年基準で韓国銀行の推定値(960ドル)より低く、国連(UN)推定値(499ドル)よりは高い数値だ。
7日、現代経済研究院は‘保健指標を利用した北韓GDP推定’報告書を出し、北韓の昨年1人当りGDPは661ドルで、韓国(2万591ドル)の5%水準であると推定されると明らかにした。これは社会主義国家であるベトナム(1174ドル)より低く、バングラデシュ(638ドル)やアフリカの低開発国らと類似した水準だ。
北韓のGDPを推定する作業は、基礎資料の不足と為替レート適用上の困難のために困難がある。これについて報告書は韓国銀行の方式どおり、韓国の価格体系を適用し北韓のGDPを推定する場合、北韓のGDPが過大計算される問題があるとし、比較的信頼度が高い保健指標(嬰児死亡率)と1人当りGDPパネル資料を活用し北韓経済の固有特性を考慮してGDPを推定したと説明した。
報告書は北韓GDP推定作業を土台に「北韓は1987年までは持続的成長を記録したが、1988年以後は社会主義圏の崩壊により経済が急速に衰退した」として「2003年以後は苦難の行軍から徐々に抜け出しているものの、まだ経済力が頂点を記録した1980年代水準を回復できていない」という評価を下した。報告書はまた、北韓の発電量(2009年)が235億Kw hであり、韓国(4336億Kw h)の5%にとどまるなど、エネルギー消費量と産業構造、貿易規模なども韓国の1970年代中盤水準に該当すると付け加えた。 ファン・ボヨン記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/490756.html 訳J.S