原文入力:2011/08/06 10:11(881字)
S&P AAA→AA+へ一段階 下げ… "赤字縮小対策 不十分"
国際信用評価機関スタンダード アンド プアーズ(S&P)が米国の信用等級を既存‘AAA’から‘AA+’に一段階下げたと<ブルームバーグ通信>が6日明らかにした。
この通信はスタンダード アンド プアーズが米国が負債上限増額に妥結したが財政赤字を減らすには不充分な決定だと評価し、信用等級の降格決定を下したと説明した。
スタンダード アンド プアーズはこの日 声明書で「米国議会と行政府が最近増税に合意できなかった点を反映した。増税は中期的に財政赤字を減らすために必須の措置だと明らかにした。
スタンダード アンド プアーズは先月14日'信じるに足る‘措置がなければ米国の信用等級を降格すると警告した経緯がある。
市場専門家たちはこの間、信用評価機関が実際に等級降格を敢行する可能性は少ないと予想していた。 米国の信用等級が全世界国家の信用等級を決める基準であるためだ。
スタンダード アンド プアーズは1941年から継続して米国の信用等級を最高水準のAAAに維持してきた。
一部専門家たちは米国の信用等級が下がれば2008年金融危機の時より波紋がより大きくなる可能性があると見ている。
全世界の証券価格を付ける基準点である米国国債が安全資産としての地位を失うことになり、国内外金融機関がこぞって現金の確保に出て、その結果 信用収縮が起きざるを得ないためだ。
対外変数に脆弱な(韓国)国内の金融市場は外国人資金の離脱により株価急落はもちろんウォン為替レートと金利の同伴急騰が憂慮される。
世界投資銀行らも米国信用等級の降格は米国よりむしろ新興国に及ぼす悪影響がより大きいと見ている。
デジタルニュースチーム
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/490673.html 訳J.S