原文入力:2011/06/14 23:06(1265字)
ユ・イグン記者、キム・ギョンウク記者
ファンド造成 責任 JPモルガン "投資家 冷淡" 事業たたむ
緑色マウルも進展せず緑色ニューディール事業 随所できしみ
"韓国緑色ファンドを再び推進する計画は全くない。" 政府がいわゆる緑色産業を大々的に育成するとして10億ドル(約1兆825億ウォン)の‘韓国緑色ファンド’造成責任を任せたJPモルガンが事業推進状況を問う<ハンギョレ>に最近 電子メールで送ってきた回答だ。米国の最大投資銀行の一つであるJPモルガンはファンド造成の中断背景と関連して「緑色に焦点を合わせた韓国ファンドに資金を集めようとしたが投資家らの関心が低かった」と明らかにした。
14日、知識経済部とJPモルガン関係者たちの話を総合すれば、政府が2009年6月に李明博大統領が参加した中で米国、ワシントンでJPモルガンと投資意向書(LOI)を締結し造成することにした韓国緑色ファンド事業が完全に中断されたことが最近確認された。知識経済部も韓国緑色ファンドが中断された事実を認めた。知経部は内部報告書で「JPモルガンとの投資意向書締結以後、国民年金、大企業などと協議を進めたが、国内機関投資家らも関連分野の経験不足とグリーンバブル(緑色バブル)憂慮、収益率に対する負担などから参加決定を下せなかった」と明らかにした。
これに先立ちJPモルガン本社理事会は、昨年初めファンド造成を中断することを決め、こういう事実を知経部に伝達した。政府が緑色産業を成長動力として経済を再跳躍させるという大計画を出し大々的に広報してきたが、事実はファンド造成の第一歩すら踏み出せないまま こっそりと事業を中断してしまったわけだ。
政府がバラ色展望で包装してきた‘緑色ニューディール事業’が2008年の事業推進発表以後3年が過ぎた今、随所で動揺している。 政府が2020年までに10兆4000億ウォンをかけ全国に600ヶを作ることにしていた緑色マウル(村)も1次示範の村に指定された4ヶ所の内 3ヶ所で正常に推進されていない。忠南、公州市、鶏龍面、月岩里は住民の反対で先月初め政府に事業放棄申請書を提出し、光州南区、大村洞、昇村マウルも経済性が低く事業を継続するのは難しい状況だ。全北、完州郡、高山面、南峰里の緑色マウルは村の整備事業に事業性格が変わった。
グリーンエネルギー産業発展戦略の一つとして政府が2017年までに3兆9000億ウォンを注ぎ込み世界最大規模で推進すると明らかにした仁川湾潮力発電所建設事業とグリーンホーム200万戸建設も、地方自治体と住民の反発にぶつかり大きな進展がなく遅々として進まない状況だ。 リュ・イグン、キム・ギョンウク記者 ryuyigeun@hani.co.kr
原文: 訳J.S