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輸入物価 14% 跳ね上がる…23ヶ月ぶり最大幅

原文入力:2011-02-16午後08:05:27(1029字)
韓国銀行 1月指数 発表

チョン・ヒョクチュン記者

←輸入物価指数推移

国際原材料価格上げ傾向に乗り輸入物価が23ヶ月ぶりに最大幅の急騰を示した。
韓国銀行が16日に出した‘1月輸出入物価指数’を見れば、先月輸入物価は昨年同期に比べ14.1%上がった。2009年2月(18.0%)以後、最大幅の上昇率だ。

輸入物価は二ヶ月連続で2桁上昇率を記録し、昨年4月以後10ヶ月連続上昇を続けている。輸入物価は時差を置いて生産者物価と消費者物価に影響を及ぼすので、今後のインフレーション圧力を一層高めるものと見られる。

農林水産物と鉱産物などの原材料輸入物価が24.2%騰り上昇行進を主導した。農林水産物は原綿(96.6%)と天然ゴム(79.8%),小麦(70%),牛肉(30.6%),とうもろこし(25.6%)を中心に35.5%も急騰し、2008年10月以後15ヶ月ぶりに最大幅で上昇した。鉱山品もやはり原油(18.4%)と鉄鉱石(102.5%),有煙炭(41.7%)を中心に22.9%上昇した。

中間材価格も10.8%上がった。中間材の内、軽油(25.0%),液化ガス(23.6%),ガソリン(20.9%)等の石油製品と錫(51.2%),ニッケル(37.5%),銑鉄(24.6%)等 1次鉄鋼および非鉄金属製品が主に上がった。化学製品も原油価格上昇などの影響を受け12.1%上昇した。

輸入契約を結んだ国家の貨幣基準(契約通貨)で輸入物価は15.8%上がったが、為替レート下落(韓国ウォンの価値上昇)が上昇幅を多少縮めた。イム・スヨン韓銀物価統計チーム課長は「輸入物価の中で大きな比重を占めている原油が大きく騰がったことが物価指数上昇に影響を及ぼした」とし「鉄鉱石は一般的に年初に分期契約を結ぶ場合が多いが、インフレーション期待心理を反映し大きく騰がった」と話した。イム課長は「輸入物価の大幅上昇は相対的に低い上昇率を示した昨年1月の基底効果も作用した」と付け加えた。

輸出物価指数は昨年同期に比べ4.9%上がったが、先月と比較すると0.9%下がった。

チョン・ヒョクチュン記者 june@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/463781.html 訳J.S