原文入力:2011-02-11午後06:41:11(885字)
10年間で11万6000人増
経済成長率 6% 効果なし
アン・ソンヒ記者
昨年、経済成長率は6%を越えたものの、大卒失業者はより多く増えたことが分かった。
1日統計庁資料によると、昨年の大卒以上の失業者は34万6000人で、2000年に関連統計調査開始後で最も多かった。 2000年の大卒以上の失業者が23万人だった点を考慮すると、わずか10年で11万6000人も増えたことになる。性別で見ると、昨年の大卒以上の男性失業者は20万4000人、女性失業者は14万2000人で、共に2000年以降で最高となった。
大卒以上の失業者は、2000~2002年は年平均23万前後の水準で、2003年にクレジットカード問題が炸裂して25万3000人と大きく膨らんだ。 それ以後、2004~2008年は25万~27万人台を維持したが、グローバル金融危機の余波で2009年は32万1000人に急増し、景気回復が本格化した昨年も2万5000人増え34万6000人へと跳ね上がった。
大卒失業者が継続して増える理由は、大卒以上の青年層が好む公共機関、大企業などの求人は減る一方で、大学進学率は高止まりしているためだ。 公共機関や大企業の求人は、外国為替危機前の1995年の412万7000件から、2008年の372万4000件へと40万3000件減少した。
その反面、大学進学率は1995年51.4%から2008年83.8%に上昇し、大学卒業生は33万人から56万人へと23万人増えた。
この点について、李明博政権成立以後に推進された「公共機関先進化」政策とグローバル金融危機発生などにより、公企業と大企業が新規採用を減らし、大卒失業者がより一層増えたと分析されている。
アン・ソンヒ記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/461738.html 訳M.S