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‘ブリックス-G7’場外戦争も熾烈

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/445247.html

原文入力:2010-10-22午後10:54:50(1184字)
G20 開幕戦 会員国間‘別途の集い’開く
ユン・ジュンヒョン長官-中国 人民銀行長 会談 不発

チョン・ヒョクチュン記者、ファン・ボヨン記者

22日、慶州で開かれた主要20ヶ国(G20)財務長官・中央銀行総裁会議では会員国間の‘場外’神経戦も熾烈だった。ブリックス(BRICs:ブラジル・ロシア・インド・中国)国家らは米国が新興国の通貨価値を高めるよう要求するのに対し共同で反発したが、米国は他の先進国らとの共助を取りながら圧迫強度を高めていく姿だ。

この日午前、ユン・ジュンヒョン企画財政部長官はティモシー ガイトナー米国財務長官、クリスティーン ラガルドゥ フランス財務長官などと連鎖的に両者会談を行い、為替レート問題に対する協力を要請した。だが周小川 中国人民銀行長との両者会談は不発に終わった。我が国政府側では 「日程が合わなかっただけ」 と解明したが、会議場内外では中国側が為替レート戦争解法と関連し米国側に傾いている韓国に不満を表わしたのではないかという観測が出てきた。

最近、主要国の自国通貨価値を低くしようとする動きを‘為替レート戦争’と初めて名付けたキドゥ マンテガ ブラジル財務長官は今回の会議に最初から参加しなかった。<AP>通信はブリックス4ヶ国が今回の会議を控え別途に会議を開いたとインド財務部官吏の話を引用し報道した。

先進国グループの主要7ヶ国(G7:米国・ドイツ・日本・英国・フランス・イタリア・カナダ)財務長官らもこの日、公式会議が始まる前に別に会った。為替レート問題など核心争点を巡り先進国間でも利害関係が少しずつ分かれ、異見を狭めてみようという趣旨だと分析される。これらの国はこの日夕方、雁鴨池(アナプチ)で開かれた晩餐行事にも一緒に遅れて到着する姿が目撃されもした。

先進国らは積極的言論攻勢も展開した。ガイトナー米財務長官は前日自国言論とのインタビューを通じ 「中国元貨が過度に低評価されている」と露骨に批判した。

一方、この日の開幕行事に参加した李明博大統領は、来月にソウル首脳会議を控え今回の財務長官会議の成果に神経を尖らせる様子を見せた。イ大統領は「ソウル首脳会議が本当に成功しなければならず、これは今日いらっしゃる皆さんの手にかかっている」とし「(為替レート問題などに対して)合意を成し遂げないならば、出発される時のバスや汽車、飛行機を稼動しないかも知れない」という冗談を投げかけもした。慶州/チョン・ヒョクチュン、ファン・ボヨン記者 june@hani.co.kr

原文: 訳J.S