原文入力:2010-09-30午後08:19:07(1119字)
韓国銀行 "主要13ヶ国より1.5倍 速い"
可処分所得 対比 負債比率は 5位
キム・スホン記者
←主要国の可処分所得対比家計負債比率
我が国の家計負債負担が主要国に比べ大きく、最近10年間の増加速度も主要国平均に比べ1.5倍も速く深刻な水準だと韓国銀行が警告した。
韓銀は30日、国会に提出した‘通貨信用政策報告書’で、我が国家計の可処分所得対比負債比率(2009年基準)が153%であり、比較対象13ヶ国中でノルウェー(210%),スウェーデン(165%),英国(161%),オーストラリア(155%)に続き 5番目に高いと明らかにした。韓銀は報告書で主要20ヶ国(G20)中で関連資料入手が可能な9ヶ国とスペイン、北ヨーロッパ3国など 13ヶ国の家計負債状況を比較した。ノルウェーやスウェーデンなどの家計負債比率は我が国より高いが、これらの国は社会福祉のための高い税金と社会保険料賦課により可処分所得が他国に比べ相対的に小さいことに伴うものと韓銀は説明した。
我が国の家計負債負担の増加速度も急で、2000年から2009年の間に可処分所得対比家計負債比率の増加幅が56.8%に達した。これは13ヶ国平均の36.7%の1.5倍水準であり、同期間の家計負債比率が各々16.5%と9.0%減ったドイツや日本、27.5%増加のに止まった米国などと大きく対照された。より一層深刻なことは、家計負債増加速度が速かった国家の中で、英国、スペイン、ノルウェーなどは2008年国際金融危機以後、負債が大幅に減っているが、我が国は相変らず可処分所得対比家計負債比率が継続して高まっているという点だ。
韓銀はまた、家計負債比率の上昇幅が大きい国家であるほど、住宅価格上昇率も高いと分析した。住居価格が沸騰する中で、すぐに家を買おうと金融会社から金を借りる住宅担保貸し出しが増え、家計負債増加につながったということだ。これと共に家計負債が急速に増加した国家であるほど、景気が良い時に消費がさらに大きく膨らみ、危機時には反対に減少幅がより大きくなることが明らかになった。韓銀は「2000年代の家計負債と家計消費の関係を分析した結果、家計負債が増加すれば消費の変動性が大きくなる」として「これは景気の変動性が拡大する危険を示唆している」と明らかにした。
キム・スホン記者 minerva@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/441652.html 訳J.S