原文入力:2010-09-17午後10:01:50(1599字)
数千万ウォン 割当量 渡し
公正委 取り締まり 避けるため
‘カモフラージュ 公文書’強要まで
イム・ジソン記者
名節の度に大型割引店らが入店業者に自店の商品券購買などを事実上‘強要’するという横暴が依然行われていることが分かった。政府は大企業と中小企業の‘共生’を叫ぶが、現場では‘空しいスローガン’に終わっているということだ。
三星テスコ ホームプラス全国売り場に入店しているK業者は17日「先月末、ホームプラスが‘秋夕(チュソク)をむかえ商品券2000万ウォン分を購入しなさい’という要求をしてきた」と明らかにした。K業者より入店規模が大きいN業者は3000万ウォン分を、2ヶのブランドが入店しているD業者は5000万ウォン分を要求されていた。
大部分が中小企業であるこれら業者は「名節の度に反復される商品券購入のために苦しい」と訴えた。K業者関係者は「商品券を現金に変えれば損害をこうむるほかはなく、使い尽くすのも悩ましい」と打ち明けた。K業者は他の大型割引店にも入店しているため、今回の秋夕の時 職員に与える名節贈り物を該当割引店で購入してくれという要請を受けることもした。
入店企業等はまた‘秋夕対応謝恩イベント’のような行事で二重の痛みに苦しめられる。謝恩行事とは‘5万ウォン以上購買時、商品券5000ウォン贈呈’のようなイベントを意味する。購入を要請された商品券の他に、謝恩行事用に5000ウォンの商品券などを別途購入しなければならない。
<ハンギョレ>がホームプラスと入店業者間のオンライン コミュニティ公示事項を確認したところ、特にホームプラスは取り締まりを避けるため、入店業者に‘自発的に商品券を買う’という内容の公文書まで要請していることが確認された。昨年6月4日、ホームプラス購買本部職員は「全協力業者は謝恩行事依頼公文書を修正し金曜日までに再提出されたい」という文を載せた。指示は具体的だった。‘商品券行事は協力業者の依頼により進行される行事’であることを強調し‘ホームプラスが要請したような内容は入れるな’と明示した。‘ホームプラス要請’、‘ホームプラス ビラ’等を禁止表現として指定した。ホームプラスが願う‘模範文案’は‘当ブランド売上促進のためのマーケティングの一環として4週間にわたり商品券と謝恩品行事を進行しようと思います’だった。
今回の秋夕を控えても、全ての入店業者がこういう文句をそのまま書き入れた公文書をホームプラスに提出し、来る23日まで商品券謝恩行事が進行している。ある入店業者関係者は「顧客謝恩行事と言って割引店側が恩着せがましい顔をしているが、その損害は入店業者が甘受する構造」と批判した。
だが、こういう横暴はなかなか摘発されない。去る4月、公正取引委員会が大田地域ホームプラス2ヶ所の‘商品券押し売り’情報提供を受け調査したが‘疑惑なし’の結論が出た。公正委関係者は「入店企業等が割引店側の顔色を伺い陳述を避け、書類上では問題がないので調査が難しい」と吐露した。公正委は現在の大型割引店入店・協力業者を対象に‘商品券押し売り’有無などを尋ねる書面調査を進行している。
これに対しホームプラス関係者は「商品券は購入するものがある時にだけ買うように薦めたので、すべての入店業者が購入したわけではない」とし「謝恩行事関連公文書もやはり‘流通業社の横暴’という憂慮を避けるため入店業者と合意過程で作成したもの」と明らかにした。
イム・ジソン記者 sun21@hani.co.kr
原文: 訳J.S