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‘アジア型’社会責任経営 基準 準備

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/436192.html

原文入力:2010-08-22午後10:27:19(1095字)
韓・中・日 専門家 評価モデル確定
"西欧と異なる地域特殊性 反映"

チェ・ウソン記者

企業の社会責任経営(CSR)が核心課題に浮上する中で、韓国・中国・日本の専門家たちがアジア社会の伝統と価値を盛り込んだ新しい社会責任経営評価基準を用意した。この間、西欧社会の経験と定規を通じて社会責任経営活動を評価しようとする試みは多かったが、アジア地域の専門家たちが一堂に集まりアジア地域だけの特殊性を反映した共同の社会責任経営評価基準を作り出したことは今回が初めてだ。

韓・中・日3ヶ国の環境・社会・支配構造専門家10人で構成された‘アジア社会責任経営評価モデルのための専門家委員会’は21~22日の2日間、仁川ベストウェスタンプレミアホテルで会議を開き、企業の社会責任経営を評価する国際基準にアジア的特性が加味された評価モデル(アジアCSR評価モデル)を確定し発表した。今回の評価モデル共同制定作業は、ハンギョレ新聞社付設研究所の‘ハンギョレ経済研究所’が東アジア企業の社会責任経営評価のために企画した‘東アジア30’(EAST ASIA 30)プロジェクトの一つとして、パク・キチャン韓国倫理経営学会会長、ヤンビン中国精華大リーダーシップセンター所長、江橋崇 日本法政大グローバルコンパクト研究センター所長など3ヶ国の専門家10人が参加した。

専門家委員会は今回用意された評価モデルを活用して韓・中・日代表企業350社を共同評価し、この中から優秀企業30社を選んだ‘東アジア30’を選定し、来る11月中に発表することにした。特に来る12月15~16日の2日間、ハンギョレ新聞社主催で開かれる‘アジア未来フォーラム’(AFF)では、東アジア30プロジェクトと関連して国内外研究者と企業家たちが一堂に集まり深度の深い討論を行う予定だ。

専門家委員会総括委員長を引き受けたチュ・チョルギ国連グローバルコンパクト韓国協会事務総長は「アジアには歴史的に西欧社会に比べ共同体的価値を尊ぶ文化が強いが、企業評価にもこういう側面が反映されなければならない」として「今回作られた評価モデルは社会責任経営と関連した現在の国際基準を補完しながら同時にこれをより一層改善・発展させることに寄与するだろう」と話した。

チェ・ウソン記者 morgen@hani.co.kr

原文: 訳J.S