サムスン電子の今年第2四半期の業績発表を控え、市場の関心が集まっている。最近、米国のビッグテック(巨大テクノロジー企業)メタのクラウド事業進出のニュースをきっかけに、「人工知能(AI)への過剰投資」への懸念の声があがり、半導体のスーパーサイクル(超好況)の持続可能性をめぐる疑念が高まっている中、今四半期の業績が業界の行方を占う基準になり得るとみられているからだ。証券業界では、サムスン電子の第2四半期の営業利益が過去最高水準の80兆ウォン(約8兆4300億円)を超え、湖南(全羅道地域)の半導体クラスターなど大規模な新規投資を支える業績基盤が確認されると予想されている。
サムスン電子は今月7日に「今年第2四半期(4〜6月)の暫定営業実績」を発表する予定だ。5日、金融情報会社のFnGuideの集計によると、サムスン電子の第2四半期の売上高の予想値は約169兆4千億ウォン、営業利益の予想値は85兆5千億ウォン。これは証券会社が推計した連結財務諸表基準の実績の平均値だ。営業利益の予想値は、今年第1四半期の営業利益(約57兆2千億ウォン)より49.5%増加した水準だ。これは、市場の予想を大きく下回る「アーニングショック」を記録した昨年第2四半期(4兆7千億ウォン)に比べると、18倍以上も急増した規模。メモリの供給不足による価格の超強気相場が進む中、今年は第2四半期だけで、昨年の年間利益(43兆6千億ウォン)の2倍に達する過去最大の四半期業績を記録する見通しだ。
世界のメモリ大手3社の中で最も早く業績を発表する米マイクロンも、最近「2026会計年度第3四半期(今年3~5月)」の営業利益が333億2000万ドルで、1年前より15.4倍増加したと明らかにし、こうした好況を裏付けた。韓国投資証券のチェ・ミンスク研究員は、「サムスン電子の第2四半期の営業利益見通しは、労使協議に基づく従業員への株式報酬(成果給)関連の費用を会計上先に反映して差し引いたものだ」としつつも、「AIメモリ(HBM)のシェア拡大や、競合他社に比べて高いメモリ販売価格などが、業績の成長をけん引する見通しだ」と予想した。
今月末に四半期業績を発表する予定のSKハイニックスについても、証券業界では第2四半期の営業利益が63兆ウォン台を記録すると予測している。第1四半期(37兆6000億ウォン)に比べて利益が大幅に増加する見通しだ。チップ供給不足に伴うSKハイニックスとサムスン電子の過去最高水準の業績が続いている中、AI時代における構造的なメモリ需要の拡大に備えるため、全羅道など各地での半導体投資計画にも弾みがつくと予想される。